2025/03/27
防災・危機管理ニュース
愛媛、岡山両県で起きた山林火災は27日も延焼が続いた。同日夜から28日未明にかけて降雨が見込まれており、鎮圧に向け期待感が高まっている。
愛媛県災害対策本部によると、焼損面積は27日午後2時半時点で約442ヘクタールに拡大し、これまでに確認された建物被害は住宅5棟を含む計21棟に上った。同本部は火勢は弱まったとみているが、今治市や西条市の計3848世帯7494人を対象にした避難指示は継続したままになっている。
岡山市で発生した山林火災も延焼が続いており、焼損面積は隣接する玉野市と合わせて計約565ヘクタールに拡大した。両市では25日夜から1091世帯2133人に避難指示が出ていたが、玉野市は27日午後5時に全て解除。岡山市の627世帯1146人については継続中となっている。同市の大森雅夫市長は同日午前の定例記者会見で「予断を許さない状況」とし、降雨に期待感を示した。
(ニュース提供元:時事通信社)
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