2025/05/14
防災・危機管理ニュース
三菱製紙は14日、木坂隆一社長ら5人の取締役が役員報酬の一部を自主返上すると発表した。子会社の製品で検査測定データの改ざんなどが行われていた問題の責任を取る。木坂社長と真田茂春副社長は月額報酬の30%、他の3人は10%を2カ月間、それぞれ返上する。
木坂社長はオンラインで記者会見し、「グループ全社をあげて再発防止策を実行し、信頼回復に努める」と述べた。
同社の特別調査委員会の報告書によると、子会社の三菱製紙エンジニアリング(青森県八戸市)が製造した耐熱プレスボードなど6種類の製品で、強度のデータなどの改ざんが認められた。耐熱プレスボードの改ざんは遅くとも1980年ごろから始まり、94~2023年の間に生産された製品の約7割で改ざんが行われていた。
三菱製紙は製品の安全性について「トラブルの発生は認識していない」と説明。今後は、製造可能な製品を検証し、顧客と適切な水準の性能を事前に取り決めるといった再発防止に努める。 (了)
(ニュース提供:時事通信 2025/05/14-19:42)
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/09/30
-
-
-
-
-
カムチャツカ半島地震 津波対応振り返り【専門家】
7月30日、ロシア・カムチャツカ半島付近の地震による津波が日本列島に到達。広い範囲で津波警報が発表されました。突然の警報に戸惑った企業も多いのではないでしょうか。南海トラフ地震では、短時間でより大きな津波が襲います。教訓として残ったものは何か。企業の振り返りと専門家へのインタビューを通じ、津波対策の課題と改善点を探ります。
2025/09/24
-
-
カムチャツカ半島地震 津波対応振り返り【企業】
7月30日、ロシア・カムチャツカ半島付近の地震による津波が日本列島に到達。広い範囲で津波警報が発表されました。突然の警報に戸惑った企業も多いのではないでしょうか。南海トラフ地震では、短時間でより大きな津波が襲います。教訓として残ったものは何か。企業の振り返りと専門家へのインタビューを通じ、津波対策の課題と改善点を探ります。
2025/09/19
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方