赤沢亮正経済再生担当相は27日、自民党本部で記者団の取材に応じ、4回目の日米関税交渉について「米側の考えをしっかり踏まえた提案、物の言い方で理解を得られるように最大限努力していく」と述べた。日本側からの提案を通じ、合意に向けて前進させることに意欲を示した。
 赤沢氏は同日、自民党の「米国の関税措置に関する総合対策本部」(本部長・小野寺五典政調会長)に出席し、前回の訪米結果を報告した。現地時間23日はグリア米通商代表部(USTR)代表、ラトニック商務長官と会談したものの、ベセント財務長官は欠席。4回目は同30日に行う方向で調整している。赤沢氏は「(次回は)ベセント氏に必ずお目にかかりたい」と述べ、同氏を含む米側の3閣僚との交渉に期待を示した。 
〔写真説明〕赤沢亮正経済再生担当相=20日、首相官邸

(ニュース提供元:時事通信社)