2025/06/23
防災・危機管理ニュース
【カイロ時事】米軍の攻撃を受けたイランは、「中東地域の米市民・軍」(国営テレビ)を標的に報復に出る構えだ。米軍の駐留を受け入れている湾岸諸国は警戒を一段と強化。米政府は、イランの代理勢力が活動するレバノンやイラクの公館職員に国外に退去するよう指示した。
報道によると、アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド大統領は22日、カタールのタミム首長、サウジアラビアの事実上の最高権力者ムハンマド皇太子、クウェートのミシャル首長と相次いで電話会談を実施。攻撃が地域情勢に及ぼす影響などについて協議した。
4カ国とも駐留米軍を抱え、イランからの攻撃にさらされる可能性がある。また、イランが原油輸送の要路であるホルムズ海峡を封鎖すれば、産油国である4カ国には大きな痛手となる。電話会談では、イランの報復に協調して対応する方策も話し合ったとみられる。
米海軍第5艦隊の司令部があるバーレーンは、緊急事態を想定して主要道路の利用を控えるよう国民に要請した。避難所33カ所も設置され、政府は職員の7割を在宅勤務とした。
米軍は22日のイラン攻撃に先立ち、予想される報復への対策を講じたもようだ。AFP通信によれば、19日までにカタールの空軍基地の駐機場から、40機近い米軍機が姿を消した。機体をイランの反撃から守るためとみられる。
米政府はまた、親イラン武装組織「カタイブ・ヒズボラ」が活動するイラクや、イランの支援を受けるイスラム教シーア派組織ヒズボラが拠点を置くレバノンの米公館職員の一部と家族に対し、治安悪化が見込まれるとして出国を命じた。
〔写真説明〕アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド大統領=1月14日、アブダビ(EPA時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/03/31
-
ドンロー主義の顕在化に揺れる世界
アメリカとイスラエルが2月28日、イランへ大規模な軍事作戦を開始。イランは徹底抗戦する構えで、中東全体を巻き込む紛争に発展しました。早期停戦が待たれるも、長期化の可能性も依然濃厚。アメリカ政治に詳しい上智大学教授の前嶋和弘氏に、トランプ政権の思惑と今後の軍事行動に影響を与える要因を聞きました。(インタビューは3月16日)
2026/03/30
-
引き合い急増する「セキュリティソムリエ」
ソフトバンクのグループ企業でIT商社のSB C&Sは2021年から、サイバーセキュリティ市場の多様化に対応するため販売パートナーへの支援活動を展開。商社の情報力・目利き力を生かしてSIerやベンダーの提案力を補強し、その先のユーザー企業へ最適なソリューションを届けています。「セキュリティソムリエ」と銘打った活動のねらいを聞きました。
2026/03/30
-
-
-
-
-
-
-
火事・水害の被災設備に復旧という選択肢
災害復旧専門サービスのベルフォアジャパンは昨年、独自営業による顧客開拓に乗り出しました。これまでは共同出資者の東京海上日動火災保険を窓口としてきましたが、体制変更を機に直接の市場アプローチを開始。BCPの実効性を確保する手段として自社のサービスを訴求する考えです。代表取締役社長の加藤道久氏に今後の市場戦略を聞きました。
2026/03/18







※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方