企業と従業員を守るための知識とケーススタディー
【月刊BCPリーダーズ】8月号

 

近年、日本の夏は大きく変わりました。「災害級」の猛暑が常態化するなか、危機対応はもはや日常。そこへ新たなハザードが襲えば、対応は自ずと複合化を迫られます。そのことを実感したのが、カムチャツカ半島地震の津波対応でした。浮上した課題を洗い出し、防災・BCPの改善に役立てたいところです。

 

同時に気づかされるのは、日々の気象がいかに人の生活や活動に影響を与えているかということ。お盆休みの時期ですが、8月も暑さは衰えない見込みで、加えて台風が上陸しやすくなり、中旬頃にはゲリラ豪雨がピークを迎える予想もあります。危機管理担当者の方々は、気を抜けない日が続きそうです。

今号では、極端気象をいち早く、正確に捉える予測技術の最先端を紹介。また、カムチャツカ半島地震と千島海溝地震との関連、周辺の火山活動との関連を解説します。