パレスチナ自治区ガザへの物資搬入を目指す人道支援船団は9日、チュニジア北部シディ・ブ・サイドの港に停泊中の船団の1隻がドローンによる攻撃を受けたと明らかにした。8日にも別の船が被害に遭ったと公表しており、2日連続。いずれも負傷者はいなかった。
 船団がSNSで公開した映像によると、発光した物体が船を直撃。直後に炎が上がり、甲板が損傷した。ただ、ロイター通信によれば、チュニジア当局は8日のドローン攻撃を否定。9日の攻撃についてはコメントの求めに応じていない。
 船団運航団体のメンバーはロイターに対し、イスラエルによる攻撃だとの認識を示した上で「彼らが何を仕掛けようと航海を続け、ガザの封鎖を突破する」と強調した。 
〔写真説明〕9日、チュニジア北部で停泊中の人道支援船団の船で、ドローン攻撃によって上がる炎=同船団提供(ロイター時事)

(ニュース提供元:時事通信社)