毎日新聞社は10日、編集局の40代男性記者が業務用パソコンなどが入ったかばんを紛失したと発表した。パソコンには個人情報である約700人分のメールアドレスが入っているが、立ち上げには顔認証や暗証番号の入力が必要で、情報漏えいは確認されていないという。
 記者は8日夜から9日未明にかけ東京都内の飲食店で飲酒した後、徒歩で帰宅途中だった9日早朝、持っていた手提げかばんがないことに気付いた。かばんには取材先数人の連絡先が登録された私有の携帯電話や記者証なども入っていた。
 毎日新聞社社長室広報ユニットは「関係する皆さまに多大なご迷惑をおかけし、深くおわびします。今後は社員への情報管理教育を徹底し、再発防止に努めます」とコメントしている。 
〔写真説明〕毎日新聞東京本社=東京都千代田区

(ニュース提供元:時事通信社)