改正道交法で2023年から努力義務となっている自転車乗車時のヘルメット着用について、警察庁は11日、全国平均の着用率が21.2%だったとする調査結果を公表した。昨年同期より4.2ポイント向上。同庁などは21~30日、秋の全国交通安全運動で一層の着用啓発に取り組む。
 調査は全国の警察が6月の平日、駐輪場のある駅や商業施設周辺で、自転車に乗る約5万3400人の着用状況を確認した。
 都道府県別で高かったのは愛媛(70.3%)、大分(53.7%)など。最も低かった大阪(7.2%)も1.7ポイント上昇しており、全国的に着用割合が増えたという。 
〔写真説明〕自転車用ヘルメットの売り場=2023年4月、東京都港区

(ニュース提供元:時事通信社)