【イスタンブール時事】イスラエルのネタニヤフ首相は21日、英国などによるパレスチナの国家承認を受け、「パレスチナ国家は決して樹立されない」と反発した。占領地ヨルダン川西岸でのユダヤ人入植地の建設・拡張を続ける方針も示した。
 ネタニヤフ氏は「われわれの土地の心臓部にテロリスト国家を強制する試みだ」と批判。国連総会出席のための訪米から帰国後、対抗策を示す意向を明らかにした。
 一方、パレスチナのイスラム組織ハマスは21日の声明で、「パレスチナ人の土地や聖地に対する権利を認める重要な一歩だ」と強調した。 
〔写真説明〕イスラエルのネタニヤフ首相(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)