三重県四日市市の国直轄の地下駐車場で起きた浸水被害を受け、国土交通省は7日、全国の直轄地下駐車場の設備を点検した結果を公表した。四日市市を除く全13カ所中、愛媛、高知両県の2カ所で、浸水を食い止める装置「止水板」が故障していた。地元の国道事務所が今年度中に修繕する予定で、それまでは大雨の日に土のうを置く措置を取る。
 問題があったのは「松山地下駐車場」(松山市)と「はりまや地下駐車場」(高知市)の電動式止水板。手動でも板が立ち上がらないことが確認された。四日市市では電動式止水板の故障を3年半超放置。9月の記録的豪雨で冠水した。 

(ニュース提供元:時事通信社)