【ニューヨーク時事】米電気自動車(EV)大手テスラが22日発表した2025年7~9月期決算は、売上高が前年同期比12%増の280億9500万ドル(約4兆2700億円)と過去最高だった。米国で9月末に連邦政府のEV購入支援策が終了する前の駆け込み購入が増えた。一方、本業のもうけを示す営業利益は40%減の16億2400万ドルと大幅減益となった。
 世界販売台数は7%増の49万7099台と3四半期ぶりに増加し、四半期として過去最多を記録。ただ、次の成長の柱として注力する自動運転や人型ロボットなど人工知能(AI)関連の研究開発費が膨らんだほか、トランプ米政権の高関税政策の影響でコストが増加し、利益を圧迫した。 
〔写真説明〕米電気自動車(EV)大手テスラのロゴマーク(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)