【シリコンバレー時事】米インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コムは22日、人工知能(AI)を搭載した配達員用のスマートグラス(眼鏡型端末)を発表した。レンズ部分に配達先の周辺地図が表示されたり、搭載したカメラで荷物の確認を行ったりすることができ、配送の効率性と安全性を向上させる。米国で導入を始め、順次他の地域にも展開する方針だ。
 発表したのは「スマート・デリバリー・グラス」。配達員が配達場所近くに車を駐車すると自動で起動し、荷物や配達先の情報が表示される。カメラで荷物をスキャンして正しいものか確認し、配達先までグラスがナビゲーションを行う。配達員が従来スマートフォンで行っていた作業をスマートグラスに置き換えることで、いつでも両手が使えるようになり、作業効率が上がる。 
〔写真説明〕米インターネット通販大手アマゾン・ドット・コムが発表した、配達員用のスマートグラス(眼鏡型端末)=22日、シリコンバレー
〔写真説明〕米インターネット通販大手アマゾン・ドット・コムが発表した、配達員用のスマートグラス(眼鏡型端末)=22日、シリコンバレー

(ニュース提供元:時事通信社)