政府の地震調査委員会の月例会合が13日開かれ、三陸沖(岩手県沖南部)で9日に発生したマグニチュード(M)6.9の地震は「同規模の地震が続けて発生しやすい領域(続発領域)内で発生している」との評価が示された。
 三陸沖では陸側プレートの下に海側プレートが沈み込んでおり、今回の地震はプレート同士の境界で発生。4日にM5.3の地震が起きて以降、M5~6級が10日まで相次いだ。
 近くでは1989年10~11月や92年7月にもM7前後の地震が続発した。平田直委員長(東京大名誉教授)は記者会見で「M7に近い地震が1カ月ぐらいの単位でまた起きる可能性があると考えていただきたい」と話した。 
〔写真説明〕政府・地震調査委員会の平田直委員長=7月4日

(ニュース提供元:時事通信社)