2025/11/14
防災・危機管理ニュース
【シドニー時事】オーストラリアの情報機関「保安情報機構(ASIO)」は14日までに、中国政府とつながりを持つとみられるハッカー集団が豪州の通信網など重要インフラに対する探索活動を行っていると公表した。仮にサイバー攻撃に発展してインフラの被害が1週間続いた場合、経済的損失は60億豪ドル(約6100億円)に上るとの試算を示した。
ASIOのバージェス長官は12日の経済団体会合で、中国系ハッカーの「ソルトタイフーン」と「ボルトタイフーン」が探索活動を続けていると名指しで説明。通信、交通、水道、エネルギーの基幹システムが標的にされ、「妨害工作が起こり得る臨界点に近づいている」と危機感を示した。
ソルトタイフーンは米国の大手通信企業、ボルトタイフーンは米領グアムのインフラにサイバー攻撃を行ったと報じられている。バージェス氏は「ファイブアイズ」と呼ばれる枠組みで機密情報を共有する米英豪、カナダ、ニュージーランド5カ国が「脅威」に直面していると指摘した。
これに対し、中国外務省の報道官は「豪当局者が虚偽の情報を流布している。断固反対する」と反発した。
〔写真説明〕オーストラリアの情報機関「保安情報機構(ASIO)」のバージェス長官=8月26日、キャンベラ(EPA時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/12/09
-
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/12/05
-
競争と協業が同居するサプライチェーンリスクの適切な分配が全体の成長につながる
予期せぬ事態に備えた、サプライチェーン全体のリスクマネジメントが不可欠となっている。深刻な被害を与えるのは、地震や水害のような自然災害に限ったことではない。パンデミックやサイバー攻撃、そして国際政治の緊張もまた、物流の停滞や原材料不足を引き起こし、サプライチェーンに大きく影響する。名古屋市立大学教授の下野由貴氏によれば、協業によるサプライチェーン全体でのリスク分散が、各企業の成長につながるという。サプライチェーンにおけるリスクマネジメントはどうあるべきかを下野氏に聞いた。
2025/12/04
-








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方