SBIホールディングスは16日、日本円建ての電子決済手段「ステーブルコイン(SC)」を開発すると発表した。2026年春の発行を目指す。同社は傘下に暗号資産やSCを扱う交換取引所を抱えており、発行から流通まで一括したサービスを提供できる体制を構築する。
 基盤となるブロックチェーン(分散型台帳)技術を持つフィンテック(金融とITを融合させたサービス)企業のスターテイル(シンガポール)と共同開発する。SBI傘下の交換取引所SBIVCトレードで流通を促し、決済通貨として活用されることを目指す。
 SCは米ドル建てが圧倒的に多い。国内ではフィンテック企業のJPYC(東京)が10月に初の円建てを発行。三菱UFJ銀行など大手3行もSCの共同発行を検討している。 

(ニュース提供元:時事通信社)