「トラベルリスクマップ」は5段階で危険度を表示している

インターナショナルSOSとコントロール・リスクスは2018年12月25日、海外へ出張・駐在する社員の渡航リスクを回避するため、国別に医療リスクと渡航リスクを評価し、わかりやすく色分けした世界地図「トラベルリスクマップ」の最新2019版を公開した。また、リスク管理担当者を対象にした調査結果である「ビジネスレジリエンス・トレンドウォッチ2019」も公表。過去1年間に渡航リスクが高まったとする回答は前年比16ポイント低下の47%だった。

公式サイトからダウンロード申込できるPDF版では、世界各国における医療リスクと渡航安全リスクの2分野で、その危険度を5段階に分けて表示。前年からの変化として、セキュリティ上の懸念が増大し、ラテンアメリカの一部のリスクが高くなったほか、直近2年のハリケーンの影響により、カリブ海地域の一部の国でもリスクが高くなったという。ダウンロードは無料。

「ビジネスレジリエンス・トレンドウォッチ2019」では82カ国の企業・団体のリスク管理担当者640人から回答を得た。過去1年間で渡航リスクが高まったと回答した割合は前年比16ポイント減の47%、今年は渡航リスクが高まると回答した割合は9ポイント減の43%。海外で働く社員を守るための課題としては「渡航リスクに関する社員教育」が10ポイント増の63%、次いで「社員が渡航前情報を読んだことの確認」が増減なしの44%、「渡航前の所在地の追跡」が3ポイント増の42%だった。

■ニュースリリースはこちら
http://www.internationalsos.co.jp/info/2018/12/post_126.html

(了)

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リスク対策.com:斯波 祐介