2019/02/06
ニュープロダクツ

旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツは6日、寒冷地での災害時にも対応する寝袋である「デュポン タイベック ソフトウェア ESB(緊急避難用寝具 寝袋タイプ)」を発売したと発表した。価格の目安は2500~3000円。トラスコ中山やモノタロウなどを通じて販売される。

旭・デュポンでは2018年の北海道胆振東部地震をきっかけに、保温性に優れ備蓄もしやすい寝具の開発に取り組み、冬の避難所での寒さ対策を研究する日本赤十字北海道看護大学災害対策センター長 薬学博士の根本昌宏氏との共同開発で同商品を完成させた。特徴は高密度ポリエチレン不織布にアルミニウムを蒸着させたタイベックシルバーを用い、外への放射熱を抑えて保温性を確保しつつ、防水と透湿の性能も持ち合わせたこと。頭部にはフードも付いている。毛布と組み合わせて利用できる。
サイズは縦185cm+フード32cm、横95cmだが、たたむと縦25cm、横12cm、高さ7cmまで小さくなる。このため備蓄の場所もとらない。感染症対策や衛生面から使い切りでの使用を想定。また災害時のみでなくアウトドアや野外イベントでの利用も見込まれる。
■ニュースリリースはこちら
https://www.atpress.ne.jp/news/176134
■商品詳細はこちら
https://www.tyvek.co.jp/lp/tyvek_esb.php
(了)
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com:斯波 祐介
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
これからの国土づくり 「構想力」と「創意工夫」で
政府の復興構想会議のメンバーとして東北の被災地を訪ね、地域の再生や強靭な国土づくりに多くの提言を行った東京大学名誉教授の御厨貴氏は当時、これからの日本の行方を「戦後が終わり、災後が始まる」と表現しました。あれから10年、社会はどう変わったのか。いつか再び起こる巨大地震をめぐり、政治・行政システムや技術環境、市民の生活や仕事はどう進歩したのか。これまでを振り返ってもらいながら、現在の課題、今後の展望を語ってもらいました。
2021/01/14
-
ボランティアの可能性~被災地におけるボランティアの役割と現場で生じている課題~
災害時のボランティアの役割や被災地で生じる課題などについて
2021/01/14
-
FEMAが18の自然災害と社会的脆弱性までを解析したリスク指標を発表
米国連邦緊急事態管理庁(FEMA)は、州や地方自治体が自然災害に備え、被害を軽減させるのに役立つ新しいナショナル・リスク・インデックス(NRI)を発表した。
2021/01/11