ソフト面からブロック塀撤去を推進 国土交通省

次に、補助金の金額というハード面ではなく串本町のように、地域のつながりでブロック塀の撤去も推進しているのが国土交通省です。

図の右側にあるように、危険なブロック塀の注意喚起というソフト面の補助金が昨年の補正予算拡充事業として今年から実施されることになりました。

具体的には、モデル事業として、徳島県・高知県・高槻市・静岡市が実施することが決まっています。実際どのような事業になるか、自治体が調整中です。静岡市については、建築関係者らで組織する協議会を設置して、ブロック塀の点検とともに撤去にむけて動ける仕組みをこれから作っていく予定になっています。

国産木材の有効利用とブロック塀撤去に動く東京都

以前ブロック塀の撤去と杉などの木材の有効利用を一挙解決の政策提言をこちらでしましたが、

■花粉症と防災・減災の一挙解決!危険なブロック塀を杉の塀に変えよう!
危険なブロック塀を減らす解決策3つ
https://www.risktaisaku.com/articles/-/5240

東京都が3月に国産材利用推進とブロック塀撤去のリンクを打ち出しました。

設置の考え方や樹種はこちらです。

木材でも、難燃素材や耐久性があるものが出てきたり、木材からできるセルロースナノファイバーはガラス代用品まで作れる昨今ですから、この木材利用は可能性が広がりそうです!