赤プルさんゆかりの「逃げキッド」

次に紹介するのが、こちら。
赤プルさんも記事にしてくださっていた「逃げキッド」です。

防災イベント、初めて主催しました!
https://www.risktaisaku.com/articles/-/17622


マイ・タイムラインで逃げ遅れゼロ~洪水からの自分の逃げ方を考えよう~(出典:YouTube)

逃げキッドは2015年9月に発生した関東・東北豪雨災害の反省から作成されました。鬼怒川の決壊等により、茨城県常総市はおよそ3分の1が浸水し、避難の遅れや避難者の孤立によって約4300名が救助される状況になりました。 この後、ハード面とともにソフト面としても、情報が発信されていたのか、発信されたとしても、逃げ遅れてしまうのはなぜなのか、情報を自分たちで把握して、自分ごととして避難してもらうために、どうしたらよいかということについて、関係諸機関と住民が一緒に検討した末にできあがったのがマイ・タイムライン「逃げキッド」です。

逃げキッドは実際に住民がマイ・タイムラインを作成しながら完成させていったコンテンツなので、実践的な叡智が集約されているのが特徴だと思います。そんな、逃げキッド作成に至るまでの詳しい経緯はこちらでわかります。

http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000669989.pdf

この経緯を知ると、思いがつまって真面目なコンテンツという感じもする逃げキッドなのですが、「ここにいてはダメです」に負けないくらいいろいろ攻めているんですよ。

まず、この「逃げキッド」という名前、茨城弁で逃げ切るぞという意味も込められているのです。
ここ、ポイント!

さらに、逃げキッドを見た時に衝撃的だったのが、袋に書いてあった逃げキッドが「あるとき」「ないとき」のマンガです。これを見た関西人なら、あれを思い出さずにはいられないですよね!

551蓬莱CM(リビング編)2017(出典:YouTube)

ない時がどれだけ北風が吹きすさぶのか、551の「ないとき」のイメージと重なって、「絶対マイ・タイムライン作らないと!」と私は意気込みました。みなさんはどうですか?

そして、マイ・タイムラインに直接書き込むのはハードルが高いという声もあったので、まずはチェックシートとして書き込めるようになっているのが丁寧です。実践をつんだからこその声の反映ですね。

ペットの有無や、支援が必要な人がいるか、あらかじめ書いておくと、マイ・タイムラインに書き込む時、早めの避難を意識できますよね!ここ、地味だけど大切な要素だと思いました。

ただ、書き込むだけでは小学生は飽きてしまうので、クイズを入れてみたり、シールを貼るようにしたり、ほんと、細やかな工夫があるのが「逃げキッド」です。

こちらのマイ・タイムラインに下記のシールを貼ります。

下記お問い合わせサイトからPDFでダウンロードして誰でも作成できます。それだけでなく、動画でも細やかに解説があるのも嬉しいです。全国に先駆けて作成された逃げキッドなので、資料も充実しています。もちろん、全国どこでも実施していただいていいのです。

Part1「逃げキッド」ってなぁに?(出典:YouTube)

逃げキッドのお問い合わせは、こちら

■国土交通省 関東地方整備局 下館河川事務所
http://www.ktr.mlit.go.jp/shimodate/shimodate00285.html

さらに、逃げキッドでは、マイ・タイムラインリーダー認定制度も実施しています。

赤プルさんはこちらのリーダーとしても活動されているので、赤プルさんに実施をお願いしたい方は、こちらの太田プロダクションに連絡をすれば良いそうです!

https://www.ohtapro.co.jp/request/