情報セキュリティソリューションを提供する株式会社カスペルスキー(本社:東京都千代田区)は25日、産業用制御システム向けの包括的なサイバーセキュリティサービス「Kaspersky Industrial CyberSecurity」を日本国内で提供を開始すると発表した。

産業用制御システムをサイバーリスクから防御するためのソフトウェアとサービス群で構成され、産業ネットワークと制御機器、フィールドデバイスの保護を目的とした新技術と最先端のインテリジェンスを組み合わせている。ITシステムとは異なる制御システムの運用ポリシーや制約を踏まえ、最適化したサイバーセキュリティを導入することができる。

社員やベンダー向けの対サイバー攻撃演習「Kaspersky Interactive Protection Simulation」(※1)やアセスメントサービスを通じて、適切なアプリケーションやサービスを組み合わせて提供することで、個々の工場や生産ラインの特性に合わせたセキュリティ保護対策の実現が可能となる。高度なセキュリティインテリジェンス、ノウハウやスキルを提供するサービス「Kaspersky Security Intelligence Services」(※2)により、ネットワークや端末へのサイバー攻撃の予兆を早期に発見し、ビジネスへの影響を最小化することができる。価格は、対象となる制御システムの構成や適用する規模に応じて個別に見積もり、法人を対象にパートナー企業経由で販売する。

 

※1「Kaspersky Interactive Protection Simulation」
サイバー攻撃による重要インフラへの影響をゲーム形式で体験しながら、システムの運用上のリスクや投資に見合った有効な対策を学習できる対サイバー攻撃演習。
http://www.kaspersky.co.jp/about/news/product/2015/pro17032015

※2「Kaspersky Security Intelligence Services」
Kaspersky Labの高度なセキュリティインテリジェンス、ノウハウおよびスキルを基にしたサービス群。
http://www.kaspersky.co.jp/about/news/product/2016/pro20042016