株式会社ベノサンジャパン(本社:東京都千代田区)は、災害時の車中泊や長期の避難所生活、旅行時の飛行機内など、長時間同じ姿勢で過ごすことで起きる「エコノミークラス症候群」予防に有効な医療用弾性ストッキング「JETLEGS®」の本格販売を1日から開始と発表した。価格は2916円(税込み)。

スイスの医療テクノロジーを活用し、一般医療機器として認定を受けている。市販のサポートストッキングとの大きな違いは、高い圧迫圧。ハイソックス丈で足首から膝まで段階的に圧迫することで、脚の静脈の血液が下から上に心臓方向へ流れやすくし、血流をスムーズにする。リンパ液の流れをスムーズにして、むくみも解消する。ゴムの7倍の伸長性を持つ「ハイテク高伸長繊維:ライクラ(LYCRA)を使用しているので、脱ぎ履きしやすい。

熊本地震では、「度重なる余震のため、屋内が怖い」「避難所ではプライバシーを確保できない」などの理由から、車中泊を続ける人が多く、車中泊によるエコノミークラス症候群の発症が問題となった。また避難所で体を動かさずに長時間座っていると血液の流れが悪くなり、トイレの回数が増えないように水分を控えていると血液が濃くなり血栓ができやすくなり、発症リスクが高まるとされている。

実際に被災地では、循環器系学会が避難者に弾性ストッキングを配布し、予防に取り組む活動も行われた。政府は、災害時の車中泊避難対策の1つとして、「弾性ストッキングの備蓄」の検討を始めているという。

大阪大学の研究チームにより、テレビを長時間観るとエコノミークラス症候群で死亡するリスクが増加するという研究成果が発表された。高血圧や飲酒など、他の生活習慣の影響は除き、1日テレビを5時間以上観る人の死亡リスクは、2時間半未満の2.5倍になる。脚を動かさずに長時間同じ姿勢を続けていると発症する恐れがあり、エコノミークラス症候群に対する注目が更に高まっている。

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