2019/10/10
知られていない感染病の脅威
日本へのウイルス侵入を防止するために
ASFウイルスの国内への侵入を一度許してしまうと、ウイルスの完全消滅は極めて難しく、国内の養豚産業界が壊滅的打撃を被る結果となり、国産豚肉が市場から消えてしまう恐れが出てきます。健全な食生活に重大な支障を来すことになります。
農林水産省をはじめとする国内関係行政機関では、2018年10月31日に一部改定した「アフリカ豚コレラに関する特定家畜伝染病防疫指針」を基本とする防疫対策をとっていますが、厳戒態勢を敷いています。特に、ASFウイルス国内侵入防止を目的とする水際作戦を強化しています。なぜならば、2018年10月以降、国際海空港の動物検疫で、国外からの観光客の荷物の中で見つかったソーセージなどの加工肉70例以上からASFウイルス遺伝子が検出され、そのうちの20例以上から感染性を持つASFウイルスが分離されているのです。動物検疫所では、検疫犬を増やして検疫を強化しています。
ASFウイルスは世界に広く分布しています(図4)。
ASFウイルス汚染地域に旅行などで訪問した場合、ウイルスを国内に持ち込むことのないように細心の注意を払うことが求められます。
(了)
知られていない感染病の脅威の他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/07/05
-
「情シス任せ」「コンサル任せ」では終わる
社会機能の維持に欠かせない業種でサイバーインシデントが相次いでいます。事業停止の影響は一企業のビジネスの域を超えサプライチェーン全体に波及。いまやセキュリティは経営の重要課題です。企業を取り巻くサイバーリスクと求められる対策について、日立ソリューションズの扇健一氏と辻󠄀敦司氏に聞きました。
2026/07/03
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/06/30
-
-
-
W杯に水を差したDAZN契約プラン表示が原因で大炎上
世界最大のスポーツイベントであるサッカーのW杯が6月12日に開幕。日本は1勝1分けで決勝トーナメント進出を大きく引き寄せている。その裏でW杯の視聴契約を巡ってSNSで大炎上していたのが、スポーツコンテンツの配信会社であるDAZNだ。W杯の全試合を視聴できる年間契約プラン表記に問題があり、13日にお詫びを発表した。しかしその対応も反感を買い、炎上は継続。最終的には年間プラン自体を取り下げた。DAZNの何が問題だったのか、消費者問題に詳しい住田 浩史弁護士に聞いた。
2026/06/23
-
-








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方