2016/10/20
ニュープロダクツ

企業の業務改革や新規事業開発を支援するケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社(本社:東京都江東区)は13日、会議でのホワイトボードの板書などの機密情報を含む内容を撮影した写真データを、スマートフォンの本体に保存することなく、指定したメールアドレスに自動的に送付するスマホアプリ「会議カメラ」の提供を開始したと発表した。
iOS、Android®ともに対応していて、盗聴を防ぐSSL通信、メール誤送信を防ぐ送信先メールアドレス認証機能なども実装し、情報漏えいリスクゼロ、高セキュリティーで利用できる。
カメラで写真を撮影したあと、送信ボタンを押すだけの簡単操作。複数枚の写真データの一括送付、自動PDF化もできる。
利用端末数ごとに月額300円で利用でき、初期導入コストは一切かからない。アプリはAppStore®またはGooglePlay®から無料でダウンロードすることができる。
ホワイトボードに記載した会議の板書の撮影、製品開発中のプロトタイプの撮影、 アフターサービスにおける故障箇所や修理・メンテナンスの証跡の撮影、身分証明書類や契約書類、各種証明書等の撮影など、さまざまなビジネスシーンでスマホカメラを活用して機密情報を撮影したいというニーズが高まっている。しかし、スマホカメラのセキュリティーリスクはあまり認知されておらず、その対策が徹底されていないケースも多く見受けられる。
■スマホカメラのセキュリティーリスク
ネットワークセキュリティーベンダーのMOTEX調べによると、業務用スマートデバイスを支給されているビジネスパーソンの10人に1人が、業務用スマートデバイスを置き忘れたり、紛失している。

スマートデバイスを紛失したことがあるビジネスパーソンの半数弱が、プライベート用スマートデバイスに機密情報を保存している、と回答。

スマートデバイスの紛失は11~12月(忘年会)の時期が最も多い、という結果が出ている。

同社は、このアプリを導入することで、スマホで撮影した機密情報を含む写真を安全かつ簡単に利用できるようになるとしている。
(了)
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
ゲリラ豪雨を30分前に捕捉 万博会場で実証実験
「ゲリラ豪雨」は不確実性の高い気象現象の代表格。これを正確に捕捉しようという試みが現在、大阪・関西万博の会場で行われています。情報通信研究機構(NICT)、理化学研究所、大阪大学、防災科学技術研究所、Preferred Networks、エムティーアイの6者連携による実証実験。予測システムの仕組みと開発の経緯、実証実験の概要を聞きました。
2025/08/20
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/08/19
-
-
-
-
「自分の安全は自分で」企業に寄り添いサポート
海外赴任者・出張者のインシデントに一企業が単独で対応するのは簡単ではありません。昨今、世界中のネットワークを使って一連の対応を援助するアシスタンスサービスのニーズが急上昇しています。ヨーロッパ・アシスタンス・ジャパンの森紀俊社長に、最近のニーズ変化と今後の展開を聞きました。
2025/08/16
-
-
白山のBCPが企業成長を導く
2024年1月1日に発生した能登半島地震で震度7を観測した石川県志賀町にある株式会社白山の石川工場は、深刻な被害を受けながらも、3カ月で完全復旧を実現した。迅速な対応を支えたのは、人を中心に据える「ヒト・セントリック経営」と、現場に委ねられた判断力、そして、地元建設会社との信頼関係の積み重ねだった。同社は現在、埼玉に新たな工場を建設するなどBCPと経営効率化のさらなる一体化に取り組みはじめている。
2025/08/11
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方