リスクマネジメントって何?
リスクマネジメントとは、その言葉の通り、リスクを管理(マネジメント)し、損失やダメージの回避または低減を図るプロセスをいいますが、そもそも「リスク」とは何でしょう?
リスクとは勇気を持って行うこと⁉
災害、不祥事、事故、トラブル・・・・いろいろ挙げることができると思います。しかし、一説によると、リスクは、イタリア語のリスカーレ:risicare (勇気を持って試みる)という言葉から派生していると言われています。「危険」とか「損失」というネガティブなことをイメージしてしまいますが、もともとはチャンスへ挑戦するという意味があったんですね。
リスクマネジメントの国際規格「ISO31000」では、「リスク」を「目的に対する不確かさの影響」としています。一般的に「リスク」と言うと好ましくない影響と捉えられていますが、国際規格では、好ましくない影響のみならず、予想外に好ましい影響も「リスク」であると定義されているのです。
リスクマネジメントは価値を想像する活動
この国際規格では、リスクマネジメントを「価値を創造する活動」と定義しています。単にリスクを減らすのではなく、目的を阻害するリスクを取り除くことで、新たな価値を創造するということです。例えば防災やBCPの活動も、リスクマネジメントの一環と捉えれば、会社の価値を創造する活動と言うことができるかもしれません。
さて、そんなリスクマネジメント活動を実践してみたいと思っても、何を参考にしてよいやら分からないという方も多いのではないでしょうか? ISO31000には、リスクマネジメントを行うための国際的に標準化されたプロセスが紹介されています。
なんだか難しそうですよね。この規格を解説する本も販売されていますが、このEラーニング講座では、ISO31000とはざっくりとどういうものなのか、どういう活動を行えばいいのかということを、自分の外見を例に、分かりやすく解説します。
自分の外見のどこが変?
皆さんは、自分の外見に自信がありますか? 姿勢が良くない、服のセンスが悪い、太っている、痩せている、などいろいろ悩みをお持ちかと思います。言い換えれば、それらは自分にとってのリスクとも言うことができます。そのリスクをどう変えていくのか、そのプロセスこそリスクマネジメント活動なのです。


講師は、広報コンサルタントの石川慶子先生! 危機管理に強い広報プロフェッショナルとしてテレビや新聞をはじめ、さまざまな大手メディアで活躍中です。「自分の外見にはかなり自信がある」という方を除いて、自分はどう見られているのか、もっと良く見られるようにするにはどうすればいいんだろう、などと考えたことは誰でも一度はあることでしょう。自分の外見上のリスクは何だと思いますか?
この講座は、ISO31000の概略を学べるだけでなく、それを自分で実践しながら外見のリスクまで管理してしまおうというものです。組織のリスク担当者はもちろん、経営者、広報担当者、営業担当者をはじめ、日常的に人と会う機会が多い方、あるいは自分のルックスに自信を持てないすべての方にきっと参考にしていただけるはずです。新入社員研修にもお勧めです!
楽しく学ぶISO31000(全6回)の概要
講師 |
広報コンサルタントの石川慶子氏が、ISO31000のポイントと、外見リスクマネジメントの手法を分かりやすく解説します。 【講師】 【プロフィール】
東京都生まれ。東京女子大学卒。参議院事務局勤務後、1987年より映像制作プロダクションにて、劇場映画やテレビ番組の制作に携わる。1995年から広報PR会社。2003年有限会社シンを設立。危機管理に強い広報プロフェッショナルとして活動開始。現在は企業・官公庁・非営利団体に対し、平時・緊急時の戦略的広報の立案やメディアトレーニング、危機管理マニュアル作成、広報人材育成、外見リスクマネジメント等のコンサルティングを提供。講演活動やマスメディアでのコメント多数。国交省整備局幹部研修、警察監察官研修10年以上実施。広報リスクマネジメント研究会主宰 https://m.umu.co/ssu_fdI99e9 ![]() |
内容 |
第1回 ISO31000の全体像を理解する |
目標 |
このコースを修了したとき、あなたはISO31000の概略とリスクマネジメント活動についての知識を身に付けていることでしょう。 |
受講料 |
●通常オンライン受講(90日間視聴可能) 22,000円 (税込) |