2016/12/08
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
日常で問題になっていることは災害時、もっと問題になる。日常からの対応が災害対応につながっていく!
呼ばれたい名前の自己紹介は、相手の意志を大切にする簡単なワークなので、防災ワークショップだけでなく、学校などでも取り入れて、そして、どう感じるか、話し合っていただければなと思います♪
と、ここまでアウトドアの話がちっともでてきませんねー。なんで、ハラスメントについてこんなに語っているの?と思われそうです。実は、防災講座の実施と同時に、子育て支援にも関わってきて、虐待防止やDV問題の最前線の現場も見てきました。行政の男女共同参画からの依頼で防災講座が多いこともそんな理由からです。日常で問題になっていることは災害時、もっと問題になります。日常からの対応が災害対応につながっていますので、語らせてくださいませ♪
さて、この呼ばれたい名前の自己紹介を防災講座で実施している理由は他にもあります。
被災地に行くと「報道されていないけど、実は・・」という形でお聞きする情報として、自治会長さんや公務員の方の自死の話があります。自死とまでいかなくても、◯◯家の嫁としか呼ばれない、◯ちゃんのママとしてしか呼ばれない、そんな役割を頑張りすぎてしまい、自分自身の苦しみに気づくのが遅れ、追い詰められてしまった方もいます。たとえ自治会長さんや公務員であったとしても、気軽に悩みを打ち明けてもいい安心できる場を作っていただきたいです。役割以外の呼ばれたい名前で呼び合える関係作りを、避難所運営の最初に行っておくことを、すぐにでも実践できることとして、心がけていただければと思います。
手段はもちろん、呼ばれたい名前の自己紹介でなくても何でもよいです。「ひとりひとりを大切にする」「相手の意志を大切にする」「ハラスメントをしない」それが体験として学べていれば日常も災害時も安心です。「体験を通じて」って部分で、今回、ほんの少しアウトドアっぽさもだしてみました!?♪
以下に、「呼ばれたい名前のワークショップ」について「減災と男女共同参画 研修推進センター」の浅野幸子さんからコメントを頂いたのでご紹介します。
ただ、女性が望むことを、男性のリーダーや責任者が気づいて対応してくれるかというとそういう期待をしても、実現は難しいと思いますので、女性が連携して、主体的に動いて改善をしていくことも必要です。
(減災と男女共同参画 研修推進センター/早稲田大学「地域社会と危機管理研究所」招聘研究員 非常勤講師/浅野幸子氏)
ということで、重たい話になってしまいましたが、おつきあいありがとうございます!
日常も災害時も避難後もひとりひとりが大切にされますように♪
(了)
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』の他の記事
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/04/07
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/04/05
-
-
-
ドンロー主義の顕在化に揺れる世界
アメリカとイスラエルが2月28日、イランへ大規模な軍事作戦を開始。イランは徹底抗戦する構えで、中東全体を巻き込む紛争に発展しました。早期停戦が待たれるも、長期化の可能性も依然濃厚。アメリカ政治に詳しい上智大学教授の前嶋和弘氏に、トランプ政権の思惑と今後の軍事行動に影響を与える要因を聞きました。(インタビューは3月16日)
2026/03/30
-
引き合い急増する「セキュリティソムリエ」
ソフトバンクのグループ企業でIT商社のSB C&Sは2021年から、サイバーセキュリティ市場の多様化に対応するため販売パートナーへの支援活動を展開。商社の情報力・目利き力を生かしてSIerやベンダーの提案力を補強し、その先のユーザー企業へ最適なソリューションを届けています。「セキュリティソムリエ」と銘打った活動のねらいを聞きました。
2026/03/30
-
-







※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方