携行缶に入れた状態で軽油を安全に保管できる

ヒイラギ(本社:埼玉県春日部市)は11月、携行缶に入れた軽油の保管庫である「軽油庫(かるっこ)」を発売した。省スペースで安全に、非常用発電機などに利用する軽油を保管する。

「軽油庫」はスチール製で、幅210センチ、奥行き90センチ、高さは換気塔も含め265センチ。屋外に設置し建築面積は1.89平方メートルで、8カ所のアンカーボルトで止める。扉を開ければすぐに携行缶を取り出せる。中は耐震スチール棚で、携行缶に入れた状態で軽油を最大199リットルまで備蓄できる。200リットル未満の保管であれば、自治体の条例に基づく届け出は不要。タンクよりも浸水時の流出のリスクも少ないという。床には油がこぼれた場合に備えた防油堤とタメマスがある他、強制換気や防火戸、携行缶の転落防止機能も備えている。

3.1キロボルトアンペアの発電機2台で使用したとして、198リットルの備蓄で72時間の稼働を見込んでいる。スペースもあまりとらないことから、ヒイラギでは工事現場や事業所などの他、小規模避難所などでの利用も見込んでいる。価格は79万円(税別、運送費や携行缶は含まず)。同社では同じく携行缶に入れた状態で保管する「ガソリン庫」も販売しており、行政機関などから受注があるという。

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(了)

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リスク対策.com:斯波 祐介