2016/12/27
ニュープロダクツ
株式会社明電舎(本社:東京都品川区)は26日、2014年から中部電力株式会社と共同開発を進めていた、産業用LANによる高速フィールドネットワークを構築した中小水力発電用の制御保護システムの技術開発を完了し、12月から全国向けに販売を開始したと発表した。2016年に中部電力向けに初号機を納入している。

制御信号ケーブルの一部を産業用LANケーブルにすることにより、配線作業を軽減し、工期を約50%短縮(※1)した。
設備更新時の発電停止時間も短縮(※1)。従来機の全機能一体形制御保護装置と比較して性能は変わらないまま、業界で初めて(※2)の省配線・小形化を実現した。これまで既設盤やケーブルを撤去してからでなければ新盤据付工事ができなかったが、空きスペースの設置が可能となり、既設を稼動させたまま工事ができる。既設盤の撤去も発電再開後にできるため、溢水電力量を削減することが可能だ。
体積・質量は約80%削減(※3)し、大幅にコンパクト化した。クレーン車で搬入していたものが2人で運搬可能な大きさになり、作業が軽減。新設時の建築面積を小さくでき、山奥に多い水力発電への導入が期待できる。
システム異常時に水車・発電機を安全に停止させる「緊急停止装置」を搭載。EtherCAT(※4)冗長化システムの構築により、通信ケーブル断線時のループバックを可能にした。
タブレットの採用により各機器の近くで監視・操作が可能となり、メンテナンス性も向上した。
近年、FIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)の施行で水力発電事業の新規・更新案件が多く予定されている。今後も需要拡大が見込まれる水力発電市場で、受注拡大を目指す。
※1 現場の状況、システム構成により異なる。
※2 同社調べ
※3 同社従来製品比
※4 EtherCAT はドイツBeckhoff Automation GmbH によりライセンスされた 特許取得済み技術で、登録 商標。
(了)
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/06/23
-
W杯に水を差したDAZN契約プラン表示が原因で大炎上
世界最大のスポーツイベントであるサッカーのW杯が6月12日に開幕。日本は1勝1分けで決勝トーナメント進出を大きく引き寄せている。その裏でW杯の視聴契約を巡ってSNSで大炎上していたのが、スポーツコンテンツの配信会社であるDAZNだ。W杯の全試合を視聴できる年間契約プラン表記に問題があり、13日にお詫びを発表した。しかしその対応も反感を買い、炎上は継続。最終的には年間プラン自体を取り下げた。DAZNの何が問題だったのか、消費者問題に詳しい住田 浩史弁護士に聞いた。
2026/06/23
-
-
-
-
企業の副業解禁とコンプライアンス対策を支援
企業の副業解禁の流れが加速している。従業員は本業以外の労働を増やすことで、収入増が見込める。従業員が副業で獲得したスキルで、本業への貢献も期待できる。企業側にとっても、副業は採用活動に活用できる。業務発注から関係を深めてからの転職や採用後のミスマッチを防止する効果がある。一方で、副業の一般化に伴い、同業他社での競業や情報漏えい、ブランド毀損、過重労働など、副業リスクは増加している。フクスケ(東京都千代田区)は、企業の副業制度の運用支援に加え、副業コンプライアンス向上に関するデータを分析し、リスク診断サービスも提供している。代表取締役社長の小林大介さんに、企業の副業解禁がもたらす影響について話を聞いた。
2026/06/12
-
-
-
-








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方