災害時の司令拠点になる、牽引免許不要の国産トレーラー

ケイワークス(愛知県豊橋市)はこのほど、多発する災害に備えるため、災害ボランティアでも動かせる牽引免許不要の国産トレーラー『TRAIL WORKS 520』を開発した。1月31日〜2月2日の3日間、幕張メッセで開催される「ジャパンキャンピングカーショー2020」に出展する。

『TRAIL WORKS 520』は、瓦礫などで道幅の狭まった被災地などでも取り回しがしやすい、国内設計・国内生産の小型トレーラー。ハイエースなどのキャンピングカーに搭載される中で最高スペックという270W仕様の太陽光パネルとリチウムイオンバッテリーによるオフグリッドシステムを搭載し、安定した電力供給の確保が可能。バッテリーや電力が必要な被災現場で、自治体や企業などの災害時の司令拠点として有効な役割を担うことができる。

また、同トレーラーは、リチウムイオンサブバッテリーと太陽光パネルで10時間稼働可能なエアコン、100v電源など、テレワークや移動オフィスとしての機能も備える。さらに、カスタムオーダーで対応できるため、普段はプライベートで使いながら、災害時にシェルターとしても使えるなど、防災への安心感にもつながる。

同トレーラーのシャーシは、ドイツのアルコ社(ALKO)と共同開発。ヨーロッパの厳格な基準をクリアしたシャーシ設計と国産資材、国内生産により、耐用年数15年を実現した。

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リスク対策.com 編集部