2020/01/31
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
実際に試してみると・・
ところでまた別の回に詳しく書く予定ですが、先日、香川大学ICEMC地域強靭化研究センター主催の女子20名限定の防災キャンプに講師として参加してきました。

その際、災害用トイレを一晩使用して感想を言い合いました♪

今回は、衛生面重視で、1回ずつ個包装しました。そうするといわゆる小のほうは、ガスバリア性の高い袋でなくても、思ったより臭いが気にならなかったです。
袋が高性能でなくても吸水材(ポリマーなど)が臭い対策としても優秀になっているからかもしれません。吸水材もいろいろな種類で実験してみました。こちらの報告はまたいずれ!

ということで、災害時の防臭袋のまとめ。
問題は、うんちの臭い。1回づつ、用を足したら個別に袋に入れるのが臭い対策として望ましい。専用の防臭袋は優秀。パン袋も安いので代用可能。ただ、パン袋は透明なものが多いので、それは気になる。代用品として探すならポイントはガスバリア性能。
こんな感じでしょうか?
チワワのナナちゃんの防臭実験動画とともに下記にまとめをアップしてみました。よろしければご覧くださいませ♪
最後に、たくさんポリ袋類を使うことや、ゴミがたくさん出ることによる環境への影響については、今回はふれていません。災害時は、衛生状態を保つため、通常のような環境に配慮したものが使えないことも現状は問題としてありますが、これはみなさんと一緒にさらに考えていければと思います!
(了)
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』の他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/09/02
-
-
-
ゲリラ雷雨の捕捉率9割 民間気象会社の実力
突発的・局地的な大雨、いわゆる「ゲリラ雷雨」は今シーズン、全国で約7万8000 回発生、8月中旬がピーク。民間気象会社のウェザーニューズが7月に発表した中期予想です。同社予報センターは今年も、専任チームを編成してゲリラ雷雨をリアルタイムに観測中。予測精度はいまどこまで来ているのかを聞きました。
2025/08/24
-
スギヨ、顧客の信頼を重視し代替生産せず
2024年1月に発生した能登半島地震により、大きな被害を受けた水産練製品メーカーの株式会社スギヨ(本社:石川県七尾市)。その再建を支えたのは、同社の商品を心から愛する消費者の存在だった。全国に複数の工場があり、多くの商品について代替生産に踏み切る一方、主力商品の1つ「ビタミンちくわ」に関しては「能登で生産している」という顧客の期待を重視し、あえて現地工場の再開を待つという異例の判断を下した。結果として、消費者からの強い支持を受け、ビタミンちくわは過去最高近い売り上げを記録している。一方、BCPでは大規模な地震などが想定されていないなどの課題も明らかになった。同社では今、BCPの立て直しを進めている。
2025/08/24
-
-
-
-
ゲリラ豪雨を30分前に捕捉 万博会場で実証実験
「ゲリラ豪雨」は不確実性の高い気象現象の代表格。これを正確に捕捉しようという試みが現在、大阪・関西万博の会場で行われています。情報通信研究機構(NICT)、理化学研究所、大阪大学、防災科学技術研究所、Preferred Networks、エムティーアイの6者連携による実証実験。予測システムの仕組みと開発の経緯、実証実験の概要を聞きました。
2025/08/20
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方