実際に試してみると・・

ところでまた別の回に詳しく書く予定ですが、先日、香川大学ICEMC地域強靭化研究センター主催の女子20名限定の防災キャンプに講師として参加してきました。

写真を拡大 イベントのチラシ

 

その際、災害用トイレを一晩使用して感想を言い合いました♪

香川大学主催・防災キャンプでの災害用トイレ実験(写真撮影 あんどうりす)

 

今回は、衛生面重視で、1回ずつ個包装しました。そうするといわゆる小のほうは、ガスバリア性の高い袋でなくても、思ったより臭いが気にならなかったです。

袋が高性能でなくても吸水材(ポリマーなど)が臭い対策としても優秀になっているからかもしれません。吸水材もいろいろな種類で実験してみました。こちらの報告はまたいずれ!

 

写真を拡大 実験で使った吸水材(写真撮影 香川大学 創造工学部 併任(特命准教授) 磯打 千雅子氏)

 

ということで、災害時の防臭袋のまとめ。

問題は、うんちの臭い。1回づつ、用を足したら個別に袋に入れるのが臭い対策として望ましい。専用の防臭袋は優秀。パン袋も安いので代用可能。ただ、パン袋は透明なものが多いので、それは気になる。代用品として探すならポイントはガスバリア性能。

こんな感じでしょうか?

チワワのナナちゃんの防臭実験動画とともに下記にまとめをアップしてみました。よろしければご覧くださいませ♪

最後に、たくさんポリ袋類を使うことや、ゴミがたくさん出ることによる環境への影響については、今回はふれていません。災害時は、衛生状態を保つため、通常のような環境に配慮したものが使えないことも現状は問題としてありますが、これはみなさんと一緒にさらに考えていければと思います!

(了)