2020/02/03
独自調査
【質問】対応計画の策定
16.本社や関連施設で感染者(感染疑いを含む)が出た場合の対応手順の策定
17.感染拡大時の在宅勤務、時差出勤など出勤方法の変更と、それに応じた就業規則の整備
18.国民生活に不可欠な事業や経営上継続すべき重要業務の選定
29.重要業務を遂行するための要員確保計画の策定
20.取り止めや中断をすべき不要・不急業務の選定と代替策の検討


対応計画の策定状況に関しては、徹底できているとの回答がいずれも少ない。しかし本来BCPは、事象に限らず、不測の事態が発生した後の事業継続の方法をまとめた計画である。今回のアンケート調査については、回答者の多くがBCPを策定していたことから、これらについてはBCPの内容そのものの見直しが求められる。特に、「経営上継続すべき重要業務の選定」については、感染症に限らず、ビジネスインパクト分析(BIA)によって既にできているはずである。また、特に社員が少ない中小企業では、優先業務とは別の視点から、「中断・縮小すべき不要・不急業務の選定」をしておくことが有効で、それらに携わる社員を優先業務に回すなどの戦略が求められるケースもあり得る。
独自調査の他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/09/16
-
-
ラストワンマイル問題をドローンで解決へBCPの開拓領域に挑む
2025年4月、全国の医療・福祉施設を中心に給食サービスを展開する富士産業株式会社(東京都港区)が、被災地における「ラストワンマイル問題」の解消に向けドローン活用の取り組みを始めた。「食事」は生命活動のインフラであり、非常時においてはより一層重要性が高まる。
2025/09/15
-
-
機能する災害対応の仕組みと態勢を人中心に探究
防災・BCP教育やコンサルティングを行うベンチャー企業のYTCらぼ。NTTグループで企業の災害対応リーダーの育成に携わってきた藤田幸憲氏が独立、起業しました。人と組織をゆるやかにつなげ、互いの情報や知見を共有しながら、いざというとき機能する災害対応態勢を探究する同社の理念、目指すゴールイメージを聞きました。
2025/09/14
-
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/09/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方