今回の新型肺炎への対応

新型肺炎への対応についての質問については、感染発生国・流行国での(への)対応と、国内拠点での対応を分けて聞いた。回答方法は、これまでの対応と同様に4段階の実行レベル(1:特に何も考えていない、2:実施をしようと思っているが現時点では何もやっていない、3:実施しているが徹底できていない、4:徹底して実施している)で評価してもらった。

【質問】

23.感染発生国・流行国での(への)対応
 

画像を拡大 グラフ11. 感染発生国・流行国への対応(4段階評価・平均値)
画像を拡大 グラフ12. 感染国・流行国への対応(詳細)
 
【解説】

感染発生国・流行国での(への)対応については、「該当しない」との回答が多く、有効回答数はかなり絞られたが、武漢市や武漢市以外の中国国内への出張については規制に踏み切っているとの回答が多かった。一方、武漢市以外の中国国内からの人員の撤退については「特に考えていない」とする回答が多い。ただし、時間の経過により、状況は刻々と変化していくものと考えられる。

【質問】

24.国内拠点での対応

画像を拡大 グラフ13. 国内拠点での対応(4段階評価・平均値
画像を拡大 グラフ14. 国内拠点での対応(詳細)
 

国内拠点での対応は、「従業員への教育」「職場・施設における事前対策」「体制面の整備・見直し」「対応計画の策定・見直し」「訓練」の大きな分類ごとに聞いた。その結果、従前の感染症対策と同様に、対応計画の策定や、訓練については実施・徹底できているとの回答は少なかった。また、従業員への教育や職場・施設における事前対策についても、情報の不確かさや、マスク・消毒液の入手困難な状況が反映されたかのように、これまでの感染症の対策レベルよりも下がった。