ネット上には世界的通信会社・テレフォニカの被害を表す画像もアップされた(出典:Flickr)

情報処理推進機構(IPA)は14日、世界中にランサムウェアの被害が拡大しているとしてWindowsユーザーに注意を呼び掛けた。標的型攻撃を防止するため、不審なメールに警戒するほか、Windowsのアップデートを行うように説明している。

ランサムウェアは感染したパソコンのファイルを暗号化し使用できない状態とするウィルスで、解除のため攻撃者から身代金を要求されることが多い。ここ数日で世界中に被害が拡大。英国では国民保険制度の情報システムに障害が出て、全国の病院業務に支障をきたした。またスペインの大手通信会社のテレフォニカやフランスの自動車メーカーのルノーといった世界的企業も被害を受けている。

IPAは差出人がわからないようなメールのファイルを開いたりリンクをクリックしたりすることは危険と指摘。不審なメールは開封しないように注意を促している。また、脆弱性の解消のためWindowsやウィルス対策ソフトのアップデートを呼びかけ。マイクロソフトは今回の事態を受け、すでにサポートを終了しているWindows XPや8、Windows Server 2003のパッチを公開する異例の対応をとっている。

■「世界中で感染が拡大中のランサムウェアに悪用されているMicrosoft製品の脆弱性対策について」(IPAホームページ)
https://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/20170514-ransomware.html

(了)