事前に対策ソフトをインストールしておけば復旧が可能(出典:Flickr)

データ復旧事業を手がける株式会社アドバンスドテクノロジーは12日、ランサムウェア「WannaCry」(ワナクライ)とその亜種に感染し暗号化ロックされたパソコンのデータ復旧技術を開発したと発表した。行政など公共機関へのソフトウェア無料配布を13日から受け付ける。

メモリ上に秘密鍵がない状態でも復旧できるソフトを開発した。同社によると世界初の技術という。このソフトをパソコンに事前にインストールしておけば、ランサムウェアに感染し暗号化ロックがかけられた場合でも同社にハードディスクを送れば暗号化解除を行うことができるという。

同社ではまず公共機関からソフトの配布を行う方針で、ホームページから受け付ける。配布には契約が必要。対応能力が整いしだい、配布対象を広げていく方針。同社によると、すでに以前から契約のある大学や公共機関には配布を行っているという。

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(了)

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リスク対策.com:斯波 祐介