医療現場の一時的な診療・検査・待合室やPCR検査場所として提案する

テント製品の製造販売を手掛けるゴトー工業はこのほど、新型コロナウイルス感染症対策として専用設計した新たな医療用テント『感染症対策テント 抗菌+』を発売した。医療現場の屋外で一時的な診療・検査・待合室としての使用を提案するもの。PCR検査場所として最適な空間を確保できる「PCR検査ブース」もオプションとして販売する。

『感染症対策テント 抗菌+』は、屋根裏、横幕、床のすべてのシートに抗菌剤を配合したもの。付属の間仕切りシートを使用してテント内の空間を2分割することで、感染症への配慮やプライバシー確保、待合室と診察室とを区切った導線の設定などが可能になる。

テント内部には「三密」防止のための換気扇と換気窓を装備。テント入り口は車いすの出入りを考慮して大開口となっている。

オプションの「PCR検査ブース」は、飛沫を防ぐことを考慮し、正面に透明で視認性の良いビニールシートを使用。手だけを出す「手出し穴」を設け、接触感染も最小限に留める。屋根、側面、正面、床シートが一体の密閉空間となっているため、送風機で外気を送り込むことでブース内を「陽圧」にすることができる。

『感染症対策テント 抗菌+』の規格サイズは、Sサイズ(1.5坪×2部屋)、Mサイズ(3坪×2部屋)、Lサイズ(4坪×2部屋)、LLサイズ(5.8坪×2部屋)。高さはいずれも2.0メートル。

希望小売価格は、Sサイズ=34万円、Mサイズ=39万円、Lサイズ=44万円、LLサイズ=74万円。PCR検査ブースとのセット価格は、Mセットが48万8000円、Lセットが56万円。オプションの送風機は9万8800円。

ご担当者様へ:
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp

リスク対策.com 編集部