第100回:パンデミックからの復帰に向けて企業が準備すべきことは何か
FortressAS / Market Report: Planning the Return to the Office
合同会社 Office SRC/
代表
田代 邦幸
田代 邦幸
自動車メーカー、半導体製造装置メーカー勤務を経て、2005年より複数のコンサルティングファームにて、事業継続マネジメント(BCM)や災害対策などに関するコンサルティングに従事した後、独立して2020年に合同会社Office SRCを設立。引き続き同分野のコンサルティングに従事する傍ら、The Business Continuity Institute(BCI)日本支部事務局としての活動などを通して、BCMの普及啓発にも積極的に取り組んでいる。一般社団法人レジリエンス協会 組織レジリエンス研究会座長。BCI Approved Instructor。JQA 認定 ISO/IEC27001 審査員。著書『困難な時代でも企業を存続させる!! 「事業継続マネジメント」実践ガイド』(セルバ出版)
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英国に本拠地を置き、事業継続や情報セキュリティーに関するさまざまなソリューションを提供しているFortressAS社は、事業継続やリスクマネジメントの実務者100人(注1)を対象としてアンケート調査を行った結果を、「Market Report: Planning the Return to the Office」という報告書にまとめて2020年5月に発表した。
これは新型コロナウイルスの影響で実施されていた、厳しい外出制限などの規制が今後解除されていく見通しの中で、ビジネスを通常運転に戻していく際にどのようなことが考慮され、対策が講じられているか、などを調査したものである。
本報告書は次のような構成になっており、1から4の分野に関する設問と、それに対する回答状況が掲載されている。
1. The physical & policy considerations(物理的対策やポリシーに関する考慮事項)
2. The psychological considerations(心理的側面からの考慮事項)
3. The technical considerations(技術的な考慮事項)
4. Other considerations(これらの考慮事項)
5. In summary(まとめ)
本連載では、前回までに紹介させていただいたBCIによる調査報告書(注2)の中で、メンタルヘルスに関する記述が多いことを指摘したが、今回紹介する報告書でも、心理的側面に関する考慮事項にそれなりのスペースが割かれている。
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