2017/08/31
防災・危機管理ニュース
文部科学省は29日、4月1日現在の避難所となる公立学校施設の防災機能に関する調査の結果を発表した。避難所に指定されている全国3万994校のうち、飲料水の確保は66.4%、断水時も利用できるトイレの確保は49.5%にとどまった。
全国の公立学校3万3638校のうち、避難所に指定されているのは92.1%の3万994校で、2015年5月の前回調査比1.6ポイント上昇。避難所に指定されている学校のうち施設利用計画の策定は39.7%にとどまっている。
避難所に指定されている学校のうち、備蓄体制を取っているのが前回比8.3ポイント増の72.0%。今回新たに調査した、ペットボトルのほか耐震性貯水槽やプール水の浄水装置、井戸といった飲料水確保を行っているのは66.4%、マンホールトイレや簡易トイレといった断水時でも利用できるトイレの確保は49.5%と5割を割っている。トイレの内訳は携帯トイレや簡易トイレが33.5%、マンホールトイレが12.6%、断水時にプールの水や雨水を利用できるトイレが3.4%。発電機や蓄電池、太陽光発電設備といった電力確保は前回比9.5ポイント増の53.4%、通信設備は15.9ポイント増の77.2%。
文科省では備蓄の少ないトイレについて、「発災時に仮設トイレが地方自治体から届くまでの数日間、問題がないように確保してほしい」としており、今後も自治体に防災機能強化を呼びかけるほか、関係府省庁と必要予算の確保に努める。
■ニュースリリースはこちら
http://www.mext.go.jp/a_menu/shisetu/bousai/1394437.htm
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/06/05
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/06/02
-
-
-
失われた危機意識を取り戻す災害図上訓練で自分ごと化 ミツバ
どのメーカー系列にも属さず、複数の自動車メーカーや1次サプライヤーに四輪と二輪用の電装部品を供給する独立系のサプライヤーであるミツバ(群馬県桐生市、日野貞実代表取締役社長)。近年、過去に考えられた災害対策が、途絶えつつあった。同社では“自分ごと化”で従業員の危機意識を高めるため、災害図上訓練を実施。参加者の意欲が高まり、対策用の新たな要望が集まるなど、確実な手応えを感じている。
2026/05/26
-
-
-
-
-
顧客の安全と安心をAIと人のアシスタンスサービスで追求
JTBグローバルアシスタンス(東京都千代田区)は、渡航先でのけがや荷物の紛失、言語の壁など、海外旅行に関わるトラブルを包括的にサポートしてきた。昨今では地政学リスクの高まりに応じ、自社の危機管理ソリューションを生かした出張者や駐在員の安全確保にも注力している。創業35年を機に、AIと人間、それぞれの長所を組み合わせたハイブリッド型サービスの展開を目指す。混沌(こんとん)とした時代の中、海外旅行に伴うリスクを低下させ、旅行者の安全をどのように確保するのか。鈴木章敬代表取締役社長に話を聞いた。
2026/05/19






※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方