2017/09/06
ニュープロダクツ

株式会社電縁は8月23日、大災害に強い安否確認スマートフォンアプリ「getherd」(ギャザード)をリリースすると発表した。情報を分散して管理するブロックチェーン技術を活用することで安定的に稼働するほか、高コストなサーバーが必要がないので導入しやすい。会社に個人のメールアドレスを開示することもなく、プライバシーが守られる。
複数のノード(サーバー)をまたいだブロックチェーン上に安否情報を記録するため、同じ情報が複数のノードに存在し、特定のノードに過度の負荷がかからないので、安定して利用できる。情報が保存されているいずれかのノードにアクセスできればサービスが使えるので、大災害が起きた時でも一部のノードが被災を免れれば、安否確認が可能となる。
App storeやGoogle play storeにアクセスしアプリをダウンロードする。料金は無料。QRコードを使い家族や友人を登録すれば、安否確認ができる。
同社は「安否確認サービスでは東日本大震災の際に、携帯キャリアのメールサーバーに過度の負荷がかかり安否確認依頼のメールに大幅な遅延が発生したことや、ラックの転倒などによりシステムが停止したなどの事例がある。低コストで耐障害性の高いサービスの開発に成功した」とする。
■ニュースリリースはこちら
http://www.getherd.jp/blog/2017/08/22/release/
(了)
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com:横田 和子
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
サプライチェーンのBCP対策~先行モデルをサプライヤーにも展開~
ナブテスコ株式会社BCP総括事務局で、全社のBCPを推進する木村康弘氏に、現場に立脚したBCPの推進活動とBCP支援活動の現状について、これまでに取り組んできたこと、現在取り組んでいること、そして今後取り組むべき新たな課題を紹介していただきました。2022年8月9日開催。
2022/08/17
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2022/08/16
-
-
-
-
-
-
-
収入にゆとりのある世帯ほど防災が進む
リスク対策.comは、会社に勤務する従業員が家庭でどの程度防災に取り組んでいるかを把握するため、インターネットによるアンケート調査を実施。その結果、世帯収入によって備蓄や転倒防止などの備えとともに、地域防災活動への取り組みにも大きな差があることが分かりました。前回に続き、調査結果を報告します。
2022/08/07
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方