2017/09/13
ニュープロダクツ
博報堂DYメディアパートナーズは8月30日、新生児から1歳までの赤ちゃんとその母親向けの「赤ちゃんとママを守る防災セット」を1日より限定販売開始と発表した。同社が提供する、妊娠・育児中の不安を軽減するラーニングアプリ「妊婦手帳アプリ」「育児手帳アプリ」の利用者、なかでも被災経験のある人の声、専門家の意見を生かして企画した。赤ちゃんの成長に合わせて中身を少しずつ入れ替えることで、1歳以降も使うことができる。
災害時・緊急時の非常用持ち出しリュックとして、非常食や保存水などの一般的な備蓄品から、哺乳びん、ミルク、授乳ケープ、離乳食、肌着など赤ちゃんとそのママが緊急時に必要な商品32点を厳選してセットにした。災害時だからこそホッとできるかわいらしさにもこだわった。価格は1万5600円(税抜き)。販売個数は150個。
同社は「防災セットは通常、長期間保管することを念頭にしていることが多く、短期間の利用となる赤ちゃんに特化した防災セットはこれまであまり意識されてこなかった。しかし、近年の地震や大雨などの自然災害の増加により、以前よりもママたちの防災意識は高まっている」とし、神奈川県立大学の吉田穂波准教授の研究や、東日本大震災で被災した利用者の意見、「すぐ使わなくなってしまうのはもったいない」という声に応えたセット内容になっている。「災害時、最も配慮し助けなければならない小さな命とその命を守るママやパパのために、この防災セットを開発するに至った」としている。
セット内容は下記の通り。
大塚製薬 カロリーメイトゼリー(アップル味・ライム&グレープフルーツ味)、大塚製薬 カロリーメイトブロック4本入り(フルーツ味・チョコレート味・プレーン)、明治 ほほえみらくらくキューブ(16袋入り)、東和食彩 備蓄食6食、ピジョン 母乳実感 哺乳びん160ml(プラスチック製アニマル柄)、ピジョン ベビーおやつ、ピジョン ベビーミルクローション120ml、ピジョン 歯みがきナップ14包入、ピジョン トイレで使ってそのまま流せるおしりナップおでかけ用22枚入、サンコー トイレの凝固剤、ホットマン タオルハンカチ(緑)、ユニ・チャーム 超立体マスク ふつうサイズ 7 枚入り、ミキハウス 天使のはぐ ピュアベール コンビ肌着 黄(60cm)、エイデンアンドアネイ マルチケット sun&moon、赤ちゃんとママを守る防災ノート、TOMS バックパック、オリジナルネームタグ、ターリングクラブ スマホ・携帯充電もできるラジオ付きダイナモライト、アルミホイッスル、赤穂化成 備蓄水 500ml 3本、ピジョン ミルクポンS 顆粒タイプ20本入、ピジョン 母乳パワープラス錠剤90粒入、ピジョン ベビーフード パウチタイプ3食。
■ニュースリリースはこちら
http://www.hakuhodody-media.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/08/HDYmpnews20170830.pdf
(了)
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com:横田 和子
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年4月23日配信アーカイブ】
【4月23日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:南海トラフ地震臨時情報を想定した訓練手法
2024/04/23
-
-
-
2023年防災・BCP・リスクマネジメント事例集【永久保存版】
リスク対策.comは、PDF媒体「月刊BCPリーダーズ」2023年1月号~12月号に掲載した企業事例記事を抜粋し、テーマ別にまとめました。合計16社の取り組みを読むことができます。さまざまな業種・規模の企業事例は、防災・BCP、リスクマネジメントの実践イメージをつかむうえで有効。自社の学びや振り返り、改善にお役立てください。
2024/04/22
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年4月16日配信アーカイブ】
【4月16日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:熊本地震におけるBCP
2024/04/16
-
調達先の分散化で製造停止を回避
2018年の西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町。オフィス家具を製造するホリグチは真備町内でも高台に立地するため、工場と事務所は無事だった。しかし通信と物流がストップ。事業を続けるため工夫を重ねた。その後、被災経験から保険を見直し、調達先も分散化。おかげで2023年5月には調達先で事故が起き仕入れがストップするも、代替先からの仕入れで解決した。
2024/04/16
-
工場が吹き飛ぶ爆発被害からの再起動
2018年の西日本豪雨で隣接するアルミ工場が爆発し、施設の一部が吹き飛ぶなど壊滅的な被害を受けた川上鉄工所。新たな設備の調達に苦労するも、8カ月後に工場の再稼働を果たす。その後、BCPの策定に取り組んだ。事業継続で最大の障害は金属の加温設備。浸水したら工場はストップする。同社は対策に動き出している。
2024/04/15
-
動きやすい対策本部のディテールを随所に
1971年にから、、50年以上にわたり首都圏の流通を支えてきた東京流通センター。物流の要としての機能だけではなく、オフィスビルやイベントホールも備える。2017年、2023年には免震装置を導入した最新の物流ビルを竣工。同社は防災対策だけではなく、BCMにも力を入れている。
2024/04/12
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方