2020/08/03
ニュープロダクツ

白山工業は、独自技術の位相シフト光干渉法を使い、センサ部への電源供給なしに高い精度で地震を計測する「光センサ地震計測システム」を提供する。センサ部に電子部品を使用せず、光ファイバーと機械部品のみで構成するため、従来の機器では実現できなかった極限環境下(高温・高圧・高線量・雷多発)での地震観測や防爆要求のあるプラント設備などへの適用が可能という。
電力供給が不要なため、メンテナンス性に優れ、長期にわたって安定稼働する。さらに、1本のファイバー上に複数のセンサを接続可能なことから、海底や資源探査など遠距離条件下で広範囲の観測網を従来のシステムより低コストで構築できる。
同社の位相シフト光干渉法は、振動により変動する光信号レベルを光干渉法で計測する。計測光の一部の光位相を変えることで、通常の干渉計の計測範囲(光の1/2波長)を超えた変動距離を測定できる。
同システムの販売価格は2000万円〜(計測条件・システム構成により異なる)。販売は東京パワーテクノロジーが行う。
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リスク対策.com 編集部
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