2018年準ミス・インターナショナル日本代表は、な・なんと座間市危機管理課の職員さん!

さて、次はこの方。神奈川県座間市市長室危機管理課の齋藤コスモさん。危機管理課という名前を聞いただけで、どんより暗いイメージを持ってしまう方もいるかもなのですが、大きくイメージを覆すこのお写真、素敵ですよね!

防災・減災を訴えて2018年準ミス・インターナショナル日本代表に選ばれた齋藤コスモさん (画像提供:一般社団法人国際文化協会)

実は齋藤さん、危機管理課の職員でいらっしゃるだけではなく、2018年ミス・インターナショナル日本大会で準ミス・インターナショナル日本代表に選出された方なのです。

(画像提供:一般社団法人国際文化協会)

しかも、大会で自己アピールする際に、「防災・減災の普及」を訴えてみごと受賞されたのです。なかったですね!こんな形で防災・減災が伝えられることって。そんなわけで齋藤さんにインタビューしてみました。

―― 防災・減災に興味をもたれたきっかけは何でしょう?

初めて配属された所属が現在の所属で、それまで「防災」について知識がありませんでした。

通常業務だけではなく、市内の災害ボランティアさんと一緒に市民の皆さんへ防災啓発したり、各地域での防災訓練で「もっと親しみやすくわかりやすく伝えるにはどうすればいいんだろう?」と思い、自ら研究や工夫していくうちに日常の生活の中でも「あ!これ使えるかも!」と考えていることが多くなってきました。

母に聞いたところ、幼いころから災害に関しては結構敏感で、避難訓練は人一倍真面目にやっていましたし、火災のニュースを見ると口うるさく家族に注意していた子だと言っていました。

訓練を指導する齋藤さん。カッコいい!(画像提供:齋藤コスモさん)

―― 仕事の工夫をする中で関心を持つようになったけれども、その前から十分に素養があったということですね!実際に活動されて感じたことはどのようなことですか?

自分もそうでしたが、「防災」と聞くと大事なことだとわかっていても、とっつきにくいイメージがありました。自ら啓発する立場になり、いかに気軽に防災に興味を持ってもらえるか工夫して防災講座の企画をしています。

業務や企画を考える中でニーズに合った防災があるということに気づかされた経験があります。子育て世代の皆さんから、防災講座に参加したいけれど、子どもがいるから他の参加者に気を遣ってしまい参加しづらいという声をいただきました。

そこで、子育て世代にターゲットを絞り防災講座を企画しました。防災講座と防災クッキングを合わせた保育付きの講座は、キャンセル待ちが出るほど人気で、私自身も楽しみながら講座を開くことができました。その他にも市内の子育て支援センターへ私たちからお邪魔して防災講座を開講させていただくこともあります。

防災イベントで活躍される齋藤さん (画像提供:齋藤コスモさん)

―― ミスインターナショナルの選考で防災・減災を訴えようと思われた理由を教えてください。

ミス・インターナショナルに出場して「私が世界へ伝えられる日本のことはなんだろう」と考えたときに、今、私が持つ日本の防災・減災の知識を、私の伝える力で世界に発信して、災害により被害を受ける人を一人でも減らせればと思い応募いたしました。

―― 今後の夢や希望、若者たちへのメッセージをお願いいたします

自然災害はいつどこで起こるかわかりません。どんなきっかけでもいいので、初めは少しでも防災に興味を持っていただき、今の生活で無理なく始められるもの、楽しみながらできる災害対策に取り組んでいただければと思います。

また、もし、防災に興味や知識があって多くの人へ伝えたいと思っている方は、自分の特技や趣味を生かしたり、コラボレーションして伝えていってほしいなと考えています。自分の好きなこと(趣味や特技)を誰かに伝えることって自分自身も楽しいので継続しますし、仲間もできて一石二鳥だと思います。

―― 好きなこと、得意なことから楽しみながらコラボレーションして伝えるという発想、新鮮に思えます♪その他、何かお伝えしたいことはございますか?

私も皆様と同じように防災のお勉強のためにあんどうりすさんの本を読んだり講座に参加しました。とても楽しくて防災以外でも活かせる知識ばかりで、私の憧れる防災講座そのものです!いつもコラムを楽しみにしています♪

――― わ!これ、やらせじゃないですから!想定外のお返事にドキドキしてしまって、カットしたほうがいいのかなと思ったりもしましたが、せっかくの齋藤さまの心遣い、ありがたく頂戴することにします。齋藤さんの防災・減災の発信も、美しくありたいという若者にとっても取り組みやすいものになると思っています。防災・減災が美しく、おしゃれでかっこよくなる日も近い!?かも♪