2018/03/20
ニュープロダクツ

yoomi JAPAN株式会社は、加温器が一体となったほ乳びん「yoomi(ユーミー)」を販売している。電源もバッテリーもいらず、ボタンを押してから60秒でボトル内の母乳やミルクを最適な温度に温め、赤ちゃんを待たせずに飲ませることができる。外出時や母親の留守時の授乳だけでなく、災害時の避難所などで不便な際、状況に応じて搾乳・調乳したものを、赤ちゃんのタイミングに合わせて適温で授乳ができる。
あらかじめボトルに母乳やミルクをセットし、授乳の時にボタンを押すと、ウォーマー内部の物質が液体から固体へと変化して発熱現象を起こす。ウォーマーが加温され、外側の溝の周りを流れていく液体を緩やかに温め、液体が乳首の先に達するときに32~34度の母乳温度になり、約1時間加温状態が続くように設計されている。使用ごとに電子レンジをかけるか湯で煮沸する「チャージ」を行うと、内部が固体から液体に戻り、また使える状態に戻る。再チャージ可能回数は約300回。
同社によると、母乳には栄養素だけではなく、赤ちゃんの免疫力を強くする為のさまざまな物質が含まれ、適正な状態で搾乳された母乳は常温で約6時間保存できるという。避難所などで、煮沸できる時にチャージ・消毒し、搾乳できる場所を確保できた時にボトルにセットしておくことで、赤ちゃんのタイミングに合わせ、どんな場所でも、適温の母乳を飲ませることができる。ミルクの場合は、ボトルにセットしてから2時間以内に飲ませるのがよいという。
ボトルは、赤ちゃんにも大人にも持ちやすいラインに設計されていて、乳首は形だけでなく感触も本物に似ている。空気を飲み込みにくく、げっぷを軽減する6つの空気弁がある。環境ホルモンが発生しない、安全な材質を使用。ウォーマーの内部は食品添加物としても使用される無害の高濃度塩類を使っている。
価格は、140mLボトルと乳首、ウォーマー、ポッドのセットで8208円(税込み)。
(了)
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com:横田 和子
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/09/16
-
-
ラストワンマイル問題をドローンで解決へBCPの開拓領域に挑む
2025年4月、全国の医療・福祉施設を中心に給食サービスを展開する富士産業株式会社(東京都港区)が、被災地における「ラストワンマイル問題」の解消に向けドローン活用の取り組みを始めた。「食事」は生命活動のインフラであり、非常時においてはより一層重要性が高まる。
2025/09/15
-
-
機能する災害対応の仕組みと態勢を人中心に探究
防災・BCP教育やコンサルティングを行うベンチャー企業のYTCらぼ。NTTグループで企業の災害対応リーダーの育成に携わってきた藤田幸憲氏が独立、起業しました。人と組織をゆるやかにつなげ、互いの情報や知見を共有しながら、いざというとき機能する災害対応態勢を探究する同社の理念、目指すゴールイメージを聞きました。
2025/09/14
-
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/09/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方