2021/06/14
ニュープロダクツ

赤外線サーモグラフィカメラの開発・製造・販売などを手がける日本アビオニクスは、発熱者スクリーニング用の赤外線サーモグラフィカメラ「InfReC(インフレック)フィーバースクリーニングシリーズ」の新たなラインアップとなるサーモカメラモジュール「C50A-FS」(7月出荷開始)を販売する。入退室管理システムやセキュリティゲートへの組み込みを提案するもの。
同製品は、人の体表温度から、発熱の疑いがある人を被検者に近寄ることなく衛生的に特定する発熱者スクリーニング用の高性能サーモカメラモジュール。240×240画素の高解像度なサーモカメラに720×720画素の可視カメラを一体化し、100グラムまで小型化したことで、サーモ画像と可視画像がほぼ同軸で撮影できる。顔認証との組み合わせ時にも、カメラ1台で高精度なシステム構築が可能。USBケーブル1本による接続とIP54相当の防塵防沫性能により、様々な場所に簡単に設置できる。
同製品は、同社の国内工場で生産されるほか、データ保存やワイヤレス通信機能を持たせず、USBによるサーモ画像と可視画像の出力のみに機能を限定しているため、安心してシステムに組み込んで利用できる。
同社は同製品向けに、Windows版とLinux版のソフトウェア開発キットをホームページからのダウンロードで無料提供する。ホームページにQ&A集を公開しているほか、メールによる無償サポート、開発への有償サポートなど、サポート体制も提供する。
同製品の測定視野角は、熱画像が35度×35度、可視画像が70度×70度。測定距離範囲は100センチメートル~∞。フォーカスは固定(パンフォーカス)。測定温度範囲は、摂氏0度~50度(単レンジ)。温度分解能は摂氏30度で0.1。温度精度は摂氏±1.0度(NUC実行1分後)。データ転送レートは、熱画像が7.5ヘルツ、可視画像が15ヘルツ。使用環境温度は、摂氏10度~35度。
外部インターフェースはUSB2.0(Type Aコネクタ、ケーブル長1.1メートル)。外形寸法は、幅30×奥行き130×高さ40ミリメートル(突起部、ケーブル含まず)。質量は約100グラム。希望小売価格はオープンプライス。
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com 編集部
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2023年3月28日配信アーカイブ】
【3月28日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:内閣府事業継続ガイドラインの改定/ヘルメット努力義務化
2023/03/28
-
-
-
-
組織の垣根を越えるリスクマネジメント活動
住宅建材・設備機器メーカー大手の株式会社LIXILHOUSING TECHNOLOGYは「体系化」「情報」「活動」の3軸をベースにリスクマネジメントを展開。重点活動の一つが、自然災害リスクに対する対応力向上活動です。災害による被害の最小化は住宅建材設備を供給する者の責任と位置付ける同社の取り組みを紹介します。
2023/03/19
-
コカ・コーラにおけるリスクマネジメントERMとリスク対応計画の枠組み
ザ コカ・コーラ カンパニーは、ビジネスにおいて何らかのリスクが発生し悪影響を及ぼす可能性があることを認識し、それらに対処するプロセスを展開しています。日本においても、日本コカ・コーラをはじめ全国のコカ・コーラボトラーズ各社と連携を図っています。包括的企業リスク管理(ERM)プログラムによって、ビジネスに破壊的な影響を及ぼすリスクの軽減戦略を実行すると同時に、ビジネスの機会を積極的に模索しスマートにリスクをとることを可能にしています。取り組みの内容を日本コカ・コーラ株式会社 広報・渉外&サステナビリティ推進部 リスクマネジメント&クライシスレゾリューション シニアマネジャーの清水 義之さんにご発表いただきました。2023年3月14日開催。
2023/03/16
-
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方