オンカメラの解析機能とアラーム機能の組み合わせによって過酷な環境で高温を検知できる

TELEDYNE FLIR(テレダイン・フリアー)は、耐久性に優れた「FLIR A500f/A700f アドバンスド・スマートセンサー・サーモグラフィカメラ」を販売する。オンカメラの解析機能とアラーム機能の組み合わせによって過酷な環境で高温を検知できるもので、産業用の早期火災検知や屋外の状態監視用途としての活用を提案する。

同製品は、スポット、エリア、ライン、ポリゴン、ポリライン解析機能の改善により、関心領域と対象の曲率の解像度が向上。ユーザーは、保守費用を最小限に抑えながら、資産を保護し、安全性を高め、稼働時間を最大限確保できる。

早期火災検知においては、危険な状態につながる温度上昇を素早く識別可能。意思決定者は、煙が充満している場合に状況を適切に評価して対処できる。赤外線画像上に可視画像を埋め込むことで、鮮明できめ細やかな画像が生成されるため、物体と人間を見分けやすくなっている。

また、同製品は、焼却処理の監視に有効なツールであり、24時間体制で稼働する廃棄物処理施設や石炭集積エリア内で起こる問題に関する早期警報を自動化できる。一般的な製造工場、化学処理施設、変電所では、機械に生じる熱の異常を早期発見することで保守費用を軽減できるため、稼働時間を最大限確保しつつ、施設の寿命を延ばすことができる。

同製品は、摂氏マイナス30度~50度の温度に耐える保護等級IP67の筐体を備え、過酷な環境に対応可能。電源・通信用のpower-over-Ethernet(PoE)ケーブルを使用することで、障害発生の可能性を最小限に抑える。

熱画像解像度は、A500fが464×348(16万1472ピクセル)、A700fが640×480(30万7200ピクセル)。温度測定精度は摂氏±2度。温度検知範囲は、A500fが摂氏マイナス20度~1500度、A700fは摂氏20度~2000度。そのほか、14度~42度のサーマルレンズのオプションや、内蔵HDデジタルカメラを備える。

同製品は、ネットワークカメラ製品のインターフェース規格であるONVIFに準拠し、標準セキュリティ用のVMS(ビデオ・マネジメント・ソフトウエア)およびNVR(ネットワーク・ビデオ・レコーダー)ソリューションに容易に統合可能。VMSとの統合では、赤外線と可視光のストリームを個別または同時に視聴できる。セキュリティ向上のため、システム独自のトークンキーによってMQTTおよびRESTful APIなどの産業用IoTプロトコルを完全サポートする。

プレスリリース

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リスク対策.com 編集部