2018/04/18
ニュープロダクツ

サイバーセキュリティソリューションの開発・提供をおこなうパロアルトネットワークスは12日、標的型攻撃を防御する端末向けセキュリティソリューション「Traps(トラップス)」の最新版「Traps5.0」を日本国内で提供開始すると発表した。同製品として初めてクラウドに対応。従来のアンチウイルスソフトでは防げない高度なサイバー攻撃や標的型攻撃を端末上で防御を実現する。同社が提案する次世代セキュリティプラットフォームによりクラウドによって機能連携することで、攻撃の検出から防御までの自動化を拡張していくことができる。
「Traps」は、PCやサーバー、POSなどエンドポイント(端末)の保護に特化したセキュリティソリューション。エンドポイント上で攻撃が動き出す瞬間に攻撃を止めることで、被害を未然に防ぐ。従来のアンチウイルスソフトでは防げない高度なサイバー攻撃や標的型攻撃を阻止できるのが強み。日本では2015年5月から提供開始している。
12日から提供された最新版では、同製品として初めてクラウド化に対応。端末管理をクラウド上で行えるほか、収集したエンドポイントログ100GB分を蓄積できるクラウドストレージを標準で搭載する。蓄積されたログは同社主力の次世代ファイヤーウォールと連携し、サイバー攻撃の検出から防御までセキュリティ自動化を実現する。このほかクラウドサービスで利用されることが多いLinuxへの対応や、任意のタイミングでエンドポイントやリムーバブルドライブに対するスキャンが可能など、幅広いユーザーのニーズに対応した。
既存の「Traps」ユーザーは無料で最新版にアップグレードできる。新規導入の場合の費用は、取り扱いのベンダー各社に要問い合わせ。
■ニュースリリースはこちら
https://www.paloaltonetworks.jp/company/press/2018/palo-alto-networks-announces-advancements-to-its-traps-advanced-endpoint-protection-offering
(了)
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com:峰田 慎二
- keyword
- パロアルトネットワークス
- エンドポイントセキュリティ
- 次世代ファイアウォール
- クラウド
- 標的型攻撃
- サイバー攻撃
- 端末
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/07/15
-
-
ランサムウェアの脅威、地域新聞を直撃
地域新聞「長野日報」を発行する長野日報社(長野県諏訪市、村上智仙代表取締役社長)は、2023年12月にランサムウェアに感染した。ウイルスは紙面作成システム用のサーバーとそのネットワークに含まれるパソコンに拡大。当初より「金銭的な取引」には応じず、全面的な復旧まで2カ月を要した。ページを半減するなど特別体制でなんとか新聞の発行は維持できたが、被害額は数千万に上った。
2025/07/10
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/07/05
-
-
-
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方