2018/05/17
防災・危機管理ニュース
国土交通省は16日、大雪時の道路交通確保のための対策を公表した。大雪で大渋滞が予想される際には、予防的に通行規制を行うことや、地域ごとのタイムライン作成、需要抑制などを盛り込んだ。
1~2月に起こった北陸の国道8号や首都高速道路で起こった車の立ち往生の反省から、国交省では大雪対策の検討委員会を設置し、対策を協議してきた。16日に公表した対策のとりまとめでは、これまでのできるだけ通行止めにしないという発想から、渋滞や通行止め時間を抑制し、「道路ネットワーク機能への影響の最小化」という幅広い視点に基づく考え方に転換。大雪で大渋滞が予想される場合には、道路管理者は関係機関と調整したうえで、予防的な通行規制実施を容認。被害を抑えるため集中的な除雪作業を行うようにする。ドライバーや運送業者には広域迂回を呼びかける。
またタイムラインを作成し、大雪前の準備を強化するほか、タイムラインや除雪、情報共有などについて地域ごとに関係機関による協力を促す。需要の抑制のため、大雪時には不要不急の外出を控えるといった呼びかけも行う。
■ニュースリリースはこちら
http://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_000980.html
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
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