唐津湾:筆者撮影

海上交通の拠点

先月からスタートしたこの連載を読み、唐津をピンポイントで探してくださった方、ありがとうございます。一方、九州では福岡の中州や鹿児島の天文館は詳しいけれど、さて、佐賀の唐津はどこ?という方のために、地図をご用意しました。

参照:佐賀県HP

唐津市は佐賀県の北西部にあります。1999年から政府主導で行われた市町村合併制度により、2005年に東松浦郡呼子町・鎮西町・肥前町・相知町・厳木町・浜玉町および北波多村と合併、2006年に七山村を編入し、約487.6平方キロメートル(佐賀県の約20%)という大きな市になりました。令和4年1月1日の時点の人口は、11万8400人です。市町村合併後、初めて12万人を切り、人口流出、特に若者の転出割合が高いという多くの地方が持つ悩みを唐津市も抱えています。

さて、地図を見ていただくと、気になりますよね、唐津の海に面している部分が。

周囲を海に囲まれた日本では、テロリストの入国や危険物の密輸などを防止するために水際対策が行われています。国際戦略港湾である東京・横浜・大阪・神戸および国際拠点港湾の名古屋・関門港には、2004年から港湾危機管理官が配置され、内閣官房・警察庁・法務省・財務省・国土交通省の本省庁メンバー、また成田と関空の空港危機管理官と連携し、情報共有・保安向上の対策を実施しています。他の国際港湾には、港湾危機管理担当官が置かれ、彼らは現場において訓練や施設の警備、不審者・不審物等への対応を行います。

唐津にももちろん港があります。唐津港は、港湾法で「国際海上輸送網または国内海上輸送網の拠点」として重要港湾に定められ、古くからアジアとの交易港として栄えてきました。現在も、唐津港に大型旅客船が寄港したり、壱岐へのフェリー就航地となったり、佐賀県における海の玄関口として重要な役割も担っています。

その唐津港を抱く唐津湾は、東西に広く開口しているのが特徴です。湾の奥行きに対して湾口が広く、開放的な湾です。砂浜の海水浴場に隣接したところに日本三大松原のひとつ虹の松原が幅約500 メートル、長さ約4.5キロメートルに渡り広がっています。