2018/07/20
防災・危機管理ニュース

防災支援事業を手がけるHARIO(本社:長野県朝日村)と発泡スチロール製品の製造・販売を行う興亜化成(同:長野県伊那市)は12日、長野県の諏訪広域連合6市町村(岡谷市、諏訪市、茅野市、下諏訪町、富士見町、原村)と防災に関する協定を諏訪市役所で締結した。HARIOと興亜化成が6市町村向けに災害時の物資の供給のほか防災教育を手がける。
HARIOと興亜化成は災害時用の物資として、6市町村に対し寝る時の負担軽減やパーテーションにも使える発泡スチロール製マット、簡易組み立て式トイレ、テントのほか、長期保存可能な羊かんや水、シートなど7品目をセットにした「防災備蓄7点セット」を供給する。
防災教育についてはHARIOが自治体職員や地域住民など向けの研修のコーディネートを行う。一般社団法人・防災教育普及協会、同・いのちを守る@プロジェクトJAPAN、リスク対策.comなどと連携。研修や講演会を、対象や規模の相談に応じて実施する。
HARIOでは前述の6市町村以外に、朝日村、松川町、松川村、阿智村、王滝村、木祖村、筑北村、安曇野市の長野県8市町村とも防災協定を締結している。
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
ランサムウェアの脅威、地域新聞を直撃
地域新聞「長野日報」を発行する長野日報社(長野県諏訪市、村上智仙代表取締役社長)は、2023年12月にランサムウェアに感染した。ウイルスは紙面作成システム用のサーバーとそのネットワークに含まれるパソコンに拡大。当初より「金銭的な取引」には応じず、全面的な復旧まで2カ月を要した。ページを半減するなど特別体制でなんとか新聞の発行は維持できたが、被害額は数千万に上った。
2025/07/10
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/07/08
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/07/05
-
-
-
-
-
-
「ビジネスイネーブラー」へ進化するセキュリティ組織
昨年、累計出品数が40億を突破し、流通取引総額が1兆円を超えたフリマアプリ「メルカリ」。オンラインサービス上では日々膨大な数の取引が行われています。顧客の利便性や従業員の生産性を落とさず、安全と信頼を高めるセキュリティ戦略について、執行役員CISOの市原尚久氏に聞きました。
2025/06/29
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方