2023/07/04
ニュープロダクツ

ウェザーニューズは、お天気アプリ「ウェザーニュース」を法人専用にカスタマイズした「ウェザーニュース for business」において、全国約2,700のダムに対応したダム管理業務専用サービスを提供する。降水現象の激甚化により、洪水調整機能としての役割も重要視されるダム管理業務での気象情報のニーズに応え、ダムの放流と職員体制の判断を支援するもの。
同サービスでは、ダム専用の気象情報が確認できる。あらかじめ設定した範囲に降る雨量を平均した「流域平均雨量」や、雨の降りだしから流域平均雨量を積算した「累加雨量」について、1時間毎72時間先まで予測する。また、降水量の予測からリスクを3段階で判定し、リスクの変化をプッシュ通知で伝える。
同サービスでは、全国9,000カ所の河川ライブカメラや、6,000カ所以上の河川水位がグラフで確認でき、氾濫の危険がある際に発表される洪水予報の発表状況をマップ上でひと目で把握できる。オプションで、雨量・風向・風速・気温などの気象要素を1分毎に観測する高性能な気象IoTセンサー「ソラテナ」をダム周辺に設置し、降水量の確認や屋外作業の熱中症対策として気温の把握のために活用することも可能。個人の有料会員向けに提供している30時間先までの雨雲レーダーや台風の影響予測なども利用できる。
そのほか、同サービスでは、PC版の専用ウェブサイトも用意しており、予測値をエクセル形式でダウンロードして流入量予測のデータとして利用することもできる。
同社は、9月末まで、ダム管理に関わる法人からの申し込みを対象として、ダム管理業務向け「ウェザーニュース for business」の2カ月間無償トライアルを提供する。
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com 編集部
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/10/14
-
走行データの活用で社用車をより安全に効率よく
スマートドライブは、自動車のセンサーやカメラのデータを収集・分析するオープンなプラットフォームを提供。移動の効率と安全の向上に資するサービスとして導入実績を伸ばしています。目指すのは移動の「負」がなくなる社会。代表取締役の北川烈氏に、事業概要と今後の展開を聞きました。
2025/10/14
-
-
-
-
トヨタ流「災害対応の要諦」いつ、どこに、どのくらいの量を届ける―原単位の考え方が災害時に求められる
被災地での初動支援や現場での調整、そして事業継続――。トヨタ自動車シニアフェローの朝倉正司氏は、1995年の阪神・淡路大震災から、2007年の新潟県中越沖地震、2011年のタイ洪水、2016年熊本地震、2024年能登半島地震など、国内外の数々の災害現場において、その復旧活動を牽引してきた。常に心掛けてきたのはどのようなことか、課題になったことは何か、来る大規模な災害にどう備えればいいのか、朝倉氏に聞いた。
2025/10/13
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/10/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方