2023/07/30
独自調査
35.4%の企業が風水害による事業中断を経験
リスク対策.comは、組織の風水害対策の取り組み状況を把握するとともに、BCPにおける課題を明らかにするため、インターネットによるアンケート調査を実施した。その結果、多くの企業が風水害による被災経験があり、それに伴い35.4%もの企業が事業活動の中断を経験していることが分かった。また、本社施設では64.1%、自社施設では85.4%が、浸水リスクに晒されていることが明らかになった。一方で、対策面については、ハード・ソフト両面について、十分な備えができているとは言えず、風水害対策を進める上では「地域との連携が難しい」「従業員の教育が難しい」「対策にお金がかかりすぎる」といった課題が大きいと考えている企業が多いことが示された。このほか、風水害対策として今後、導入を予定している製品や、実施を予定している工事を聞いたところ、「飛散防止フィルム」や「移動・L字型の止水パネル」「水のう・吸水土のう」などが比較的に注目されていることが分かった。調査は7月13日から25日までリスク対策.comのメールマガジン購読者を対象に行い、208の有効回答を得た。
浸水や停電による被災経験
自社施設の浸水などの被害は22.3%
過去の風水害に伴う浸水や土砂などによる「施設の被災経験」については、本社施設で83.8%、本社以外の自社施設で49.2%が「被災したことはない」と回答した一方で、本社施設で9.3%、本社施設以外の自社施設で38.8%、従業員の自宅については62%が被災経験があると回答した【グラフ1】。
特に、本社以外の自社施設については、「数回被災したことがある」が23.3%、従業員の自宅でも「数回被災したこがある」が44.4%で、それぞれ「一度だけ被災したことがある」を上回った。なお、未回答や不明との回答は除外した(以降の質問も同様)。
過去の風水害に伴う停電による「施設の被災経験」については、本社施設で74.1%、本社以外の自社施設で49.5%が「被災したことはない」と回答した一方で、本社施設で18.3%、本社施設以外の自社施設で41.3%、従業員の自宅については68.8%が被災経験があると回答した【グラフ2】。
特に、本社施設では11.7%が「数回被災したことがある」と回答。本社以外の自社施設についても24.5%、従業員の自宅については47.5%が、それぞれ数回被災したことがあるとしている
こうした風水害による事業活動の中断については、64.6%が「中断したことはない」と回答した一方で、35.4%が中断経験があると回答した。内訳は、「3カ月以上」の中断は1.5%、「2カ月以上、3カ月未満」が2.1%、「1週間以上、1ヵ月未満」が2.6%、「1週間未満」は29.2%だった【グラフ3】。
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