2013/01/29
防災・危機管理ニュース
山梨県は、災害対策本部事務局の災害対応能力の向上を目的とした各種訓練を実施した。本年度は、8月に山梨県災害対策本部総合図上訓練(東海地震)を実施済み。富士山火山については、過去、実働訓練や図上検討会などを実施しているが、今回は災害対策本部事務局職員と合同現地災害対策本部の連携等を主眼に、広域避難計画の策定に向けての諸課題を検証するために実践的な訓練を行ったもの。
■目的:富士山火山を想定し、災害対策本部組織として、実効ある応急対策が速やかに実施できる体制の確立を図る
■実施日時:平成25年1月21日(月) 10時~16時
■実施場所:山梨県庁北別館(災害対策本部、事務局)、防災危機管理課執務室(第一配備態勢)、県庁舎各執務室及び関係出先機関、富士吉田合同庁舎(合同現地対策本部等)
■災害想定:富士山噴火における噴火警戒レベル3から噴火警戒レベル5及び噴火時における避難対策、交通対策等
■訓練項目:
・第1フェーズ:噴火警戒レベル3が発表された段階(第一配備態勢)
・第2フェーズ:噴火警戒レベル4及びレベル5が発表され、その後、噴火した段階(災害対策本部、合同現地災害対策本部)
ロールプレイング方式の図上訓練とし、訓練参加者は、発生した被害等の状況に対し、その応急対策等について検討。また、訓練参加者には、事前にシナリオを知らせない「ブラインド方式」で実施。
■ 訓練参加者:知事、副知事、各部局長等(災害対策本部員)、災害対策本部事務局職員、医療救護対策本部職員、県土整備部災害対策本部職員、山梨県警察本部、富士山周辺市町村等、陸上自衛隊第1特科隊、消防本部、甲府河川国道事務所
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年4月23日配信アーカイブ】
【4月23日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:南海トラフ地震臨時情報を想定した訓練手法
2024/04/23
-
-
-
2023年防災・BCP・リスクマネジメント事例集【永久保存版】
リスク対策.comは、PDF媒体「月刊BCPリーダーズ」2023年1月号~12月号に掲載した企業事例記事を抜粋し、テーマ別にまとめました。合計16社の取り組みを読むことができます。さまざまな業種・規模の企業事例は、防災・BCP、リスクマネジメントの実践イメージをつかむうえで有効。自社の学びや振り返り、改善にお役立てください。
2024/04/22
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年4月16日配信アーカイブ】
【4月16日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:熊本地震におけるBCP
2024/04/16
-
調達先の分散化で製造停止を回避
2018年の西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町。オフィス家具を製造するホリグチは真備町内でも高台に立地するため、工場と事務所は無事だった。しかし通信と物流がストップ。事業を続けるため工夫を重ねた。その後、被災経験から保険を見直し、調達先も分散化。おかげで2023年5月には調達先で事故が起き仕入れがストップするも、代替先からの仕入れで解決した。
2024/04/16
-
工場が吹き飛ぶ爆発被害からの再起動
2018年の西日本豪雨で隣接するアルミ工場が爆発し、施設の一部が吹き飛ぶなど壊滅的な被害を受けた川上鉄工所。新たな設備の調達に苦労するも、8カ月後に工場の再稼働を果たす。その後、BCPの策定に取り組んだ。事業継続で最大の障害は金属の加温設備。浸水したら工場はストップする。同社は対策に動き出している。
2024/04/15
-
動きやすい対策本部のディテールを随所に
1971年にから、、50年以上にわたり首都圏の流通を支えてきた東京流通センター。物流の要としての機能だけではなく、オフィスビルやイベントホールも備える。2017年、2023年には免震装置を導入した最新の物流ビルを竣工。同社は防災対策だけではなく、BCMにも力を入れている。
2024/04/12
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方